港。居酒屋で初めてはるクンに会った日から2日くらいたっていた。島の港に行ったトキにはるクンがいた。私ははるクンの存在に気づかなかった。私に向かってぶんぶん手をふってくる人がいた。誰だっけ?ぼぉーっと手をふる人をみつめていた。あぁ…あの夜居酒屋にいた人だ。手をふるはるクンとは少し距離があった。私ははるクンに歩み寄ることはしなかった。その日はそれだけ。会話はなく会釈のみ。