ドイツで『ダ・ヴィンチ・コード』からベストセラー第1位の座を奪った驚異の小説
ノルウェー海で発見された無数の異様な生物。海洋生物学者ヨハンソンの努力で、その生物が海底で新燃料メタンハイドレートの層を掘り続けているこ とが判明した。カナダ西岸ではタグボートやホエールウォッチングの船をクジラやオルカの群れが襲い、生物学者アナワクが調査を始める。さらに世界各地で猛 毒のクラゲが出現、海難事故が続発し、フランスではロブスターに潜む病原体が猛威を振るう。母なる海に何が起きたのか?
ハヤカワ・オンライン より)


読み終わった直後は「面白かった」より「やっと読み終えた」の方が強かった。
決してつまらないわけじゃないんだけど、娯楽として読むのには比較的ヘビーな内容。
序盤の話題がメタンハイドレートと、わりとキャッチーでよかったんだけど、後半の種明かし以降がグダグダだったかな。
メタンハイドレートと言えば、日本近海にも豊富に埋蔵されているという次期エネルギー資源候補。
石油の自給率が1パーセント未満の日本にとっては夢のような話。
尖閣諸島で中国と揉めるのはこの辺が理由だったりする。
メタンハイドレートは石油と違って地中に埋まっているのではなく、海底に雪原の様に積もっている。
海底の水圧と低温が、ガスが気体になるのを防いで、見た目はシャーベットのよう。
安定性と言う意味では石油に比べて遥かに不安定。
まーだからこそ、変な採掘のし方をすると、どうなるのかよくわからない。
場合によっては水温の上昇や、それに伴う海流の変化を与えてしまう可能性がある。
海流の変化が人間に与える影響は計り知れない。
例えば、ヨーロッパは全体的に北海道より緯度が高いのに暖かいのは海流のおかげ。
この海流がとまったり変化したりすると極寒の地になったりする。
(誇張した表現は映画「デイ・アフター・トゥモロー」で描かれている。)
小説中のこの辺の話を細部まで理解しようと思うと、地球物理学なんかのかなりマクロの知識が必要。
まー要するに想像し辛いし、理解するのに疲れるわけ。

あと、物語の後半は細胞生物学や分子生物学の知識も必要だったりする。
この辺はちょうど自分が勉強してるあたりだったから何となくわかったんだけど、普通の人間は死ぬまで知らなくていい知識。

エコ小説とか言われるらしいけど、微妙な表現。
圧倒的な想像力で描かれるシュミレーションとでも言うべきか。
作者の溢れ出る知識はわかったが、それが全て物語りに生かしきれているかと言えば疑問で、全体的にかなり説教臭くなってたりする。
この辺は、読む人のスタンスと求めるものによって印象が変わってくるんだけど。
個人的にもっと、読みやすくして欲しかったな。娯楽として。
あと、もうちょっとアイディアを活かして欲しかった。
最後の終わり方も腑に落ちない。

全ての人には勧められないけど、色々考えるのが好きな人は楽しめると思う。
あと、地球外知的生命体が必ず人型だと思っちゃう人は読むべきかも。
午後4時半からの授業のため
何故か土曜日より水曜日の方がのんびりできる不思議。
ということで、ホコリを被っていたWiiを久々に起動。
いや、正確にはゴルデンウィークに姪っ子と遊んだばっかりだ。

昨日配信されたばかりの「魂斗羅ReBirth 」を少しプレイしたので、簡単な感想を書きたいと思う。
ちなみに自分は魂斗羅シリーズは未経験。
知識としては、名作アクションだと言われているのと、音楽のアレンジをYou Tubeか何かで聞いた程度。
子供の頃、ファミコンやスーファミが家に無かったのでシューティングや横スクロールアクションは不得意。
唯一全クリした横スクロールアクションは、10年前PCで出ていたロックマンXぐらいしか記憶にない。

1人プレイ。
難易度デフォルト。
プレイ時間は30分弱。
操作はそれ程難しくないけど、Wiiコンだけの場合はボタン連射が必要。
よってクラシックコントローラー必須かな。
コンテニューを10回前後繰り返して1stステージをクリアした感じ。
自分みたいなヌルゲーマーには難しいなといった印象だけど、単純で歯ごたえがあるのでとっつき易い。
最近の3Dゲームに比べて遥かに単純なのは逆に新鮮で面白い。
いかにもボスらしいボス戦は、基本的にはパターンを覚えるのだけど燃える。
グラフィックは、ブラン管テレビでやってるから特に気にならなかったけど、液晶テレビだと粗が目立つかも。
ストーリーは20年前のゲームらしい感じで、懐かしい。
手持ち無沙汰で、ゲームをサクッと軽くやるのにいいかも。
1コイン100円だったと思えば千円のもとも直ぐに取れるし。

以上、簡易レビューでした。
これで、魂斗羅が気に入ったらPS2の3D版や持ち歩けるDS版を遊んでみるのもありだよね。
洋画や洋ゲーに毒されている自分みたいな人間は、欧米人が想像して創造した日本の風景に慣れている。
意味の無いカタカナや漢字の看板。
どう聞いても日本人の発音でない日本語。
やたらヤクザやカタナが出てくる。
等々。
その歪んだ日本観は最初こそ不快だったがそのうちに慣れて、気付けば癖になりむしろ楽しみになってしまう。

この映画の舞台は東京新宿。
今回も、遂それとなく間違った日本観を期待していた。
でも、その期待は予想外に裏切られた。
外国人が切り取ったリアルで等身大の、しかし日本人が普段気付かない新宿がそこにはあった。
普段新宿をふらふらすることの多い自分には目から鱗だった。
普段は意識の下にあるが、確かに妙に孤独を感じる雑踏。
人で溢れかえる街なのに、何故か虚しいビル群。
あの通りのそんな見方があたのか。
等々。
新しい新宿の見方が発見でき、新鮮だった。

主演は「ゴーストバスターズ」のビル・マーレイと
調べるまで気付かなかったけど「アイランド」のスカーレット・ヨハンソン。
監督はソフィア・コッポラ。注目の若手女性監督らしい。

恋愛の形は人それぞれ好みがあるとは思うけど、個人的にはこの映画みたいなのはありかなと。
体の繋がりじゃなく、心の繋がりだからある意味普通の浮気よりたちが悪いし、ずるいかもね。

映画自体はだいぶのんびりした感じ。
憂鬱な夜、寝る前に観るのもいいかも。