2015 年 1 月 987 号 |
かけだし情報 |
ガバレ農場 鴻巣市前砂359 ℡548-1173 |
畑情報
あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。
新しい年があけました。お正月の天気は、冷たい北風が吹いていたものの、荒川の土手からはきれいな富士山や真っ白な浅間山、赤城山の奥にはやはり雪で真っ白になっている谷川連峰?が見えました。東に目をやると筑波山も見ることができました。寒風の中、土手を歩いてみましたが、冷たい空気のなかで太陽の暖かさを感じることができ、改めてお日様の心地よさを思いました。自然の恐ろしさを目の当たりにすることが増えてきましたが、一方で自然の恩恵も十分に受けていることを感じました。
1月になり、少しずつ畑の準備が始まります。去年の秋に種を播いた葉もの野菜は、これから日が長くなり、気温も上がってくると一気にトウが立ち始めます。霜にあたった野菜は甘さがぐっと増してきて、驚くほど甘くておいしくなっていますが、作物の中では子孫を残すために準備が整っているのです。2月から3月にかけてはトウを摘み取って蕾の部分を食べることが増えてきます。この少し苦みのある味は、同じころに成長してくるフキノトウのように春先の味です。とは言っても葉物も欲しくなりますから、小松菜やホウレンソウなどをトンネルを使って育てることになります。赤城おろしの北風で何度もビニールを飛ばされてしまい、雪でトンネルがつぶれてしまう、ということもありますが、春の端境期に向けての栽培が作業のひとつです。
今月の半ばを過ぎると、育苗ハウスの中に踏み込み温床を設置する作業をします。踏み込み温床は、ナスやピーマン、とまとなど夏野菜の苗を育てるためのものです。竹などを使って枠を組み、側面を藁で覆い、
落ち葉や鶏糞などを積み込んでいきます。落ち葉が発酵して熱を出しますが、この熱を利用して寒い時期にもかかわらず、発芽温度が20~25度必要な夏野菜の種を播くことができるのです。そして育苗を終えた時には、落ち葉は半分ほど分解され、それをさらに熟成させると腐葉土となり、その腐葉土を種まきや育苗の培土として利用します。今では人工的に温度を掛ける電熱線や育苗用のシートを利用することがほとんどですが、落ち葉を使った育苗方法は自然の循環を活かした方法として有機農家では一般的なものです。
この育苗に必要な夏野菜の種も7割ほどは種苗会社に注文しました。有機の種を使うことが有機JASでは求められていますが、すべての種を有機でそろえることは厳しいのが現実です。有機の種は、有機認定されている畑で育てられた作物から種採りをしなくてはいけません。しかし、現状では種採りができない交配種の種を使っているのがほとんどで、自家採種したものを使って育てている農家は限られています。もちろん、全作物のうちの一部を種採りしている農家は多いですが、種採りしやすい大豆やイモ類、ハーブなどが多く、栽培のメインとなるトマトやナス、キュウリ、大根などでは交配種が主流です。交配種のほとんどは有機JASの種ではありませんが、有機の種が手に入らないという場合に限り、有機でない種の使用も認められているのが今の有機JASです。
交配種の種は年々、価格が上昇しており、自家採種や固定種と呼ばれる、昔から作りつづけられている種の利用もしながら作付けを考えています。今年の目標のひとつには、自分で種を採る種類を増やすことですが、忙しさにかまけて種採りをさぼってしまうのがいつものことです。そうはならないよう、しっかりと頑張ります。
今年から20aの畑を新たに借りました。土が有機に慣れるまで時間が必要ですが、作物を作りながら土つくりをしていくことになります。増えた畑の分も含めて、育苗する野菜も増えていきます。今年も大雪となるのか不安ですが、お米や野菜の種を播き、芽が出ると大きな期待と希望が湧いてきます。その希望の芽を大きく育てるのが農業の楽しさのひとつかもしれません。
1月の配達について
1月の配達ですが、木曜日と金曜日は配達する週がずれてしまいます。1月1~3日はお休みとなるため、第1,3の木曜日の配達は第2,4週になります。
金曜日も第1,3週の配達は第2,4週になりますので、ご了解ください。よろしくお願いします。