2014年

6 月

959 号

かけだし情報

ガバレ農場

鴻巣市前砂359

℡548-1173


 畑情報 

 体が覚えている季節感と、このところの実際の季節のずれが大きくなっている気がします。雨の少ない状態は乾季のようですし、一度の降る雨の量は雨季になったかのようで、日本は温帯地帯ではなく、亜熱帯になったのかもしれません。

 先週末の暑さは、5月の終わりとは思えないほどでした。いつ蝉の声が聞こえてもおかしくはないのですが、まだ梅雨も始まっていないことに体と頭がついていけない感じです。 今年はエルニーニョ現象で冷夏になる予想もでていますが、このまま気温が上昇し、最高気温を更新するところがでても驚かない気がします。

 今週は田植えが続きます。先週の土曜日に親戚の田んぼで田植えをし、月曜日から手植えをする日曜日までの1週間は田植え中心の作業となります。今年は慣行栽培の面積が5反ほど増えました。栽培する品種も全部で4品種となります。高温障害が出ることが普通になりつつある中で、暑い熊谷地域でも良い品質が保たれるようなお米が求められています。そのため、高温障害に強いと言われるお米を試してみることにしています。すべて同じ品種のお米を育てるリスクは年々大きくなってきているように思います。品種はもちろん、栽培の管理の仕方なども工夫が必要になってきます。

 合鴨を放す田んぼも代かきが済み、苗を植えるのを待つ状態です。この合鴨田んぼはヘアリーベッチという緑肥を肥料にしています。5月の連休が終わったころにハンマーモアと言う機械で緑肥を砕き、数日間乾燥させてから耕します。田んぼを覆っていた緑肥も乾燥させるとかさが減ってしまいますが、このヘアリーベッチが稲を育てるために主食です。

 ただ、この緑肥は代かきをした後くらいから臭いにおいがしてきます。緑肥が分解する過程で発生するガスなどが原因です。そしてこのガスは、田植えをしたばかりの稲の根にとっても良いものではありません。ガスの害で生育障害となり、十分な成長ができない場合もあり収量も減ってしまいます。

 ガスの害が出てくると、田植えをした後の苗の生育が停滞します。下の葉が黄色くなったり、根が褐色になって健全な生育ができなくなるのです。このガス害の対策としては、水を抜いてガスを放出させるのが有効と言われますが、水がなくなると一気に雑草が勢いを増してくるために、その後は雑草に悩まされることになるのです。

 雑草に悩まされるのはとても嫌なので、去年から光合成細菌を田んぼに入れることにしました。この光合成細菌は、臭いにおいの成分である硫化水素や有機酸などを好んで食べてくれる菌で、田んぼのガス害を軽減する働きをしてくれるという優れものなのです。値段が少し高価なので、自分で培養している農家もいます。去年は購入した菌を自分で増やしてみましたが、田んぼに入れた効果を実感することができませんでした。ガスが湧くのは少なくなり、生育も順調だと思ったのですが、秋の台風で稲が倒れて仕舞い、全体的には収量もすくなかったからです。今年も代かきが終わった時点で光合成細菌を田んぼに散布しました。ガス沸きの状態や、苗がどのように生育するかをじっくりと観察したいと思っています。(田んぼは有機JASの認証は取っていませんが、この光合成細菌も有機JASに適合した証明書をとっています)

 田植えが終わったら、いよいよ合鴨も田んぼに放します。育雛小屋が大雪で潰れてしまったため、最初の1週間は、少し狭い育雛小屋での管理となってしまいました。1週間で来た時よりも一回り大きくなった鴨たちは、狭い小屋の中で固まって寝ることがあり、どうしても弱い鴨がつぶされて圧死してしまうことが起きてしまいました。そこで、田んぼにある鴨の小屋を寒冷紗などで囲い、夜も昼もその中で育雛することにしました。その方が寝る場所も広く、田んぼの水もすぐ入れるので、鴨にとってはストレスが少なくて済みます。心配なのは急な雷雨と、猫などの襲撃ですが、今のところは無事に育っています。田んぼに放すまであと10日ほどです。

田植えのお知らせ

今年も田植えの季節になりました。例年のように手で植える田植えを行います。日時は 68日、日曜日、午前9時頃からです。 参加費は昼食込みで1500   円です。皆さんの参加をお待ちしています。