2014年

6 月

961 号

かけだし情報

ガバレ農場

鴻巣市前砂359

℡548-1173


 畑情報 

 梅雨の晴れ間が気持ち良い週末となりました。それにしても、梅雨に入ってからの雨はよく降りました。

と言うよりも降り過ぎです。梅雨の雨が一気にふってしまったような大雨でした。

そして、金曜日は雹が降りました。黒い雲が北から近づいてきたと思ったら、大粒の雨が降りだし、やがて激しい音を立てて直径5ミリほどの雹が降り出しました。そして、家の前の田んぼが白いカーテンで覆われたかのような激しい雨と風が1分弱続きました。その後、雨は止み、晴れ間が出ると東の空に2重の虹がくっきりと見えました。何とも激しい天気の移り変わりにびっくりです。

これで乾いていた畑にやっとお湿りがあった、と喜んでいた今年の梅雨入りでしたが、いつまでも降り続く雨は、いつしか記録的な大雨となってしまいました。お湿りを欲していた畑は排水が追い付かず、水がとどまったままの時間が多くなりました。田植えを終えた田んぼも排水以上に雨が降り続いたので、いつもは浮草が全面を覆う勢いなのですが、その浮草も排水と一緒に流れてしまいました。

 この大雨の影響は、一部の畑では深刻です。もともと田んぼだったところを畑にしたところが3か所あり、大根やジャガイモ、山東菜などが育っていました。ジャガイモは高畝にしていましたが、畝の間の水が引かず、ジャガイモも水に浸かった状態になっていました。そのままでは腐ってしまうので収穫することにしました。マルチを取り、イモを収穫する、と言うよりも、イモを救出するという感じでした。ここのジャガイモは生育がよく、もう1週間ほど畑に置いてから収穫予定でしたが、これ以上おいていくことはできない状況でした。

 同じ畑にあるインゲンも支柱を立てる準備をしていたのですが、こちらも根がやられてしまい、ほぼすべての株が枯死してしまいました。畝の土を掘り返してみると、表面からすぐ下までたっぷりと水を含み、根が酸素を取り込むことができない時間が長く続いてしまったのが原因です。別の畑の大根も、土に隠れている部分は溶けてしまいました。まだ収穫できるもの、これから収穫が始まるものなど、予定していた野菜が獲れなくなってしまい、またまたがっかりです。

 先週、家の前の田んぼにネットを張り、合鴨を田んぼに放しました。晴れ間が続いていた時は順調に育っていた合鴨たちでしたが、田んぼに放す準備のために田んぼにある鴨の小屋に移していた時に大雨となり、その影響からか全体的に調子がよくありません。小屋の床上まで水が来てしまい、そこから元の育雛小屋へ移す間の数時間が鴨の状態を悪化させてしまったようです。水鳥なので鶏のヒヨコのように溺死してしまうことはありませんが、冷たい雨水に浸かったままの時間がストレスとなって体のバランスが崩れたのかもしれません。あまり餌を食べずに弱ってしまう鴨が続き、結局田んぼに放すことができたのは、全体の6割ほどでした。田んぼには草も見え始めているため、鴨の力が必要なのですが、今年は早めに手押しの除草機を使って草取りをする方が良さそうな気配です。

 合鴨が動き回っている田んぼですが、夜になるとにぎやかになります。合鴨たちはどちらかと言うと夜型です。昼間よりも夜の方が元気に動き回ります。合鴨は群で移動することが多いのですが、田んぼに放した当初は仲間とはぐれてしまった鴨が、仲間を探して大きな声でピーピーと鳴いている姿がありました。人間の目線からみるとすぐ近くに群がいるのがわかりますが、突然、広い空間に放り出され、目に映るのは稲の苗というなかで、とても心細くなるのでしょう。そして仲間の鴨たちはというと、田んぼを動きながら食べるもの夢中で追いかけているために、仲間が発する必死の叫びも聞こえないようです。今ではすっかり田んぼにも慣れ、帰って休むところも確認しているので一足先に小屋に戻って休憩している鴨もいます。

これからは、ネットの隙間などから外に出てしまう鴨がいたり、外敵の侵入や、人間による盗難?の心配もあります。今年も防犯カメラの設置をし、防犯灯も鴨小屋脇に付けました。農薬を使わない米つくりは本当に手間がかかりますし、稲の成長も気がかりです。それでも昔のような手作業中心の米つくりに比べたら、本当に楽になったのだと思います。ほんの少し手で植えただけでも腰が痛くなるのに、これを何日も繰り返していた先人には敵いません。さあ、次は鴨と一緒に草取りです。