2014年

6 月

962 号

かけだし情報

ガバレ農場

鴻巣市前砂359

℡548-1173


 畑情報 

 梅雨らしい蒸し暑さが続いています。大雨の後は、梅雨が明けたような、真夏を思わせる日もありましたが、しとしと降る雨は梅雨の真っただ中であることを思わせてくれます。

 数日間でひと月分ほどの大雨となった影響で畑の野菜は被害を受けました。大根は土の中にある部分が溶けてしまい、葉物野菜は枯死してしまいました。どちらも収穫時期としては最終段階でしたが、もう1~2週間は収穫できたものでした。また、比較的乾きやすい畑でも水が溜まってしまったために根がダメージを受けて生育が遅れ気味です。例年、今の時期にはナスやピーマン、トマトなどの収獲が始まるのですが、今年はもう少し先になりそうです。少しの間、お届けできる野菜が限定されてしまいますが、ご理解いただけると助かります。

 何カ所かに点在している畑ですが、その場所によって雨が降ると冠水してしまう所、すぐに水が引いて乾きやすい所などがあります。今年に限ったことではありませんが、このところの極端な気候に対応するために、同じ野菜を2か所以上で育てる必要を感じています。4月、5月の様に飴が極端に少ない場合、乾きすぎる畑では種を播いても芽が出なかったりします。逆に、生育の途中で大雨によって枯れてしまうこともあるため、リスクを分散しておかないと収穫できるやさいがなくなってしまうことがあるからです。

 また、野菜の特徴として、乾燥に強いもの、湿った畑に強いものなどがあり、それも考えての作付けが必要になってきます。作付けの計画を立てる時には、ああでもない、こうでもないと考えながら作付け計画を作るのですが、天候や作業の進み具合などから計画通りに進めることは難しいことも多いのです。大雨で冠水してしまった畑では、ナスとピーマンを一畝ずつ植えていました。ピーマンは根が腐ってしまい全滅、しかし、ナスは生育は遅れていますが、枯死することもなく育っています。作物を育てるのは本当に大変なことだと、ここ数年で何度も思い知らされています。

 天候の異変は、人間が生活するうえで環境への負荷を高めたことも大きな要因です。そのしっぺ返しを自然から受けているのだと思えば、自業自得なのかもしれません。自然への畏怖や尊敬を忘れてしまったことへの反省から、今年は神様の力を借りることにしました。

 群馬県の榛名山にある榛名神社は、今では日本有数のパワースポットして有名です。この神社は昔から農家の神様として、雹や嵐除けのご利益があることでしられていました。農家は地域ごとに『講』を組織し、毎年代表者数名が田んぼの始まる4月ごろに神社に登り、お札をもらってくるという習慣が続いていました。今では講を組織している所も少なくなっているようですが、地域によっては受け継がれている所もあるようです。

 先週の水曜日、昔のように電車を乗り継いでのお参りではなく、車で榛名神社へ向かいました。高崎市内からでも車で1時間弱、標高が上がるにつれて少しひんやりする森の中に神社はありました。鳥居近くに車を止め、本殿まで15分ほど登り道を歩きます。武田信玄が戦勝祈願のために矢を射たてたという矢立杉という巨木や、清流の流れ、みすずの滝などに見とれていると本殿にたどり着きました。御姿岩という人の形のような岩に取り込まれたような本殿は1806年に建てられたもので、神社全体から発するパワーのようなものを感じる雰囲気がありました。

 榛名神社詣での目的であった嵐除けのお札も買うことができ、その後、榛名湖、伊香保温泉を経由して水沢観音も参拝しました。こちらは榛名神社とは雰囲気が異なりますが、多くの参拝者で賑わっていました。ちょうど、ウーフをしに1週間滞在していたオーストラリア人の18歳の男の子も連れて行ったので、鐘を突いたり(1回100円でした)、六角堂にある地蔵尊を3度まわしたりという体験をしてもらいました。この水沢観音では盗難よけのお札を購入することができました。田んぼから合鴨の盗難を防ぐために、嵐除けと一緒にお札を立てておこうと思っています。

 極端気象と呼ばれるような激しい天気に対しては、地球規模での対策が必要であることはもちろんです。しかし、基本的には、一人ひとりが自然の営みに関心を持ち、敬意を払い、自然の中に生きるものを尊重する姿勢が大切なのだと思います。ひとりの力は小さくとも、その力がないと何も始まらないのですから。