今、住んでいるマンションの玄関に自分で飾った日本画家、東山魁夷さんの「白馬の森」。

今年の夏は、故郷の長野に帰れなかったけれど、故郷ってやっぱり大切。

「君は、だれですか?」の文章を書いてから一ヶ月。
大人になるにつれて、何かしらの考えをベースに物事を判断し、進めている。
それは、よくも悪くも。

久しぶりに映画をたくさん鑑賞した。
映画の中で、製作者が伝えたいメッセージって必ずあると思う。

人間はひとくきの葦にすぎない。自然のなかで最も弱いものである。だが、それは考える葦である。彼をおしつぶすために、宇宙全体が武装するには及ばない。蒸気や一滴の水でも彼を殺すのに十分である。だが、たとい宇宙が彼をおしつぶしても、人間は彼を殺すものより尊いだろう。なぜなら、彼は自分が死ぬことと、宇宙の自分に対する優勢とを知っているからである。宇宙は何も知らない。

だから我々の尊厳のすべては、考えることのなかにある。われわれはそこから立ち上がらなければならないのであって、我々が満たすことのできない空間や時間からではない。だからよく考えることを努めよう。ここに道徳の原理がある。


「海でのはなし。」で出てきたパスカルのパンセより。パスカルってずっと哲学者だと思っていたが、実は物理学者でもあるらしい。深い。


スピッツの音楽と車、夜の海って結構いいなって思った葉月の夜。
流星群も花火も。夏は、暑くてまいってしまうけれど、夏の夜はけっこういい。
君は誰ですか。

今日、一日だけでいいから、
家族も、学校も、職場も、仲間も
皆ないものにして、
君が君に、
自分はどこの何者なのかを
聞いてみないか。

二十歳、成人、おめでとう。

本当にそう思うかい?
本音は違うだろう。
大人なんかになりたくないと思う人は多いはずだ。

君には、好きな人がいて、好きな音楽が、
ビジュアルが、ファッションが、
そして
君だけが好きな時間があるだろう。
そのどれもが、今の大人の世界とは違う場所にあるはずだ。
その上、同世代の中でも自分だけは違うと信じているだろう。

私はそれが一番大切なことだと思う。
その違いを捨てることなく、
持ち続けてほしいと思う。
そうしないと世の中がつまらない人であふれてしまう。

君だけのものを発見し、素晴らしい世界を手にいれるには、
妥協しないことだ。

助言があるとすれば、
世界の発見は、独りで歩くことだ。
君一人の世界を知ることだ。

家柄、学歴、そんなものはたいしたものじゃない。
君が誰かを知ることだ。

そこが出発点だ。

連るむな。逃げるな。孤独に慣れろ。

そうして君が他の人とどう違うかを見せて欲しい。


酒場で隣の席に若者が座ると、君は誰ですか、と聞いてみたいんだ。

酒場の隣りの君に。


伊集院 静
2001年のサントリーの広告から。

~抵抗せよ、すぐに役立つ人になるな。~

新社会人おめでとう。
君は今日、どんな仕事に就いただろうか。職場はどんな街にあるのだろうか。
そこから君のすべてがはじまるから、目の玉を大きく開いて、君の居る場所と仕事を見ることを、私はすすめる。
何が見える?
ここはちょっとおかしい、とか、これは間違ってるんじゃないかというものが見えるだろう。その時、これが社会か、これが仕事というものかと結論を出さないことだ。君の間違いなら先輩が教えてくれる。
そうでなければ抵抗することだ。主張することだ。
この時世、社長も、上司も、親方も、若い君たちの意見と、発想を待っている。どんな工房だって、商店だって、工場だって、会社だって、歴史から見れば、昨日誕生したようなものだ。それも君のように若い人たちが作ったのだ。

抵抗しろ。改革しろ。妥協するな。役立たずと蔭口を言われても気にするな。

すぐに役立つ人間はすぐに役立たなくなる。仕事の真価はすぐの周辺にはないのだ。
君には新しい力がある。
抵抗は辛いぞ。孤立するぞ。
そんな時は仕事が終わった夕暮れ、街を見回してみればいい。君のような社会人を待っている店灯りはいくつもある。価値ある仕事は街の人のためでもあるのだから。一杯のグラスは君の抵抗にうなずいてくれる。
最後にもう一言、すぐに酔う酒は覚えるな。

伊集院静
五月。皐月。さつき。MAY。メイ。

五月は、三月(弥生)の次くらいに好きな月。

単に昔の月の呼び方が好きなだけだけど。

これからは、カレンダーもスケジュールも全て昔の呼び方に変えてしまえばいいのにと思っているのは自分だけだろうか。

いろいろ嫌になることもあるけれど、新緑とさわやかな風に救われることもある。

会社の代表として自分が仕事をしているんだっていうことを忘れちゃいけないなって思った。

クレームも面倒なことも。

最近、また超えていかなければいけない壁ができた。
もう新人ではない。

考えてしまうこともある。
何のために働いているんだろう?
自分でなくてもいいこともある。

いいわけするのは、やめよう!!

やってみなきゃ、前に進めない。
失敗したら、またそのとき考えればいい。

仕事って結構大変だなあ。

毎度のことだけど、京都と北海道にいきたい。