西武6000系の思い出とか。 | 古いデジイチで何かする日々。

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あなたのお父さんはどんな人?

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まあ、俺の父ちゃんは職人気質な人とでも言いましょうか。
工業高校を卒業してから、ずっと西武鉄道で車両整備士をしていました。
と言っても、本社勤務の時期もあったし、出向社員として他の鉄道にいたこともありました。
その出向先が第三セクター鉄道だったのですが、上司が業界のことを全然知らない天下りのお役人だったのだとか。
さすがの父ちゃんもそれに嫌気が差していたようで。
定年退職後の再雇用の話もあったけれど、そのまま出向先にいなければならなかったらしくて、それで60歳で引退してしまいました。


子供の頃は、よくいろいろと電車に乗せてもらいました。
今はどうか知らないんですが、30年ほど前は父ちゃんが社員証を見せれば俺も西武線だけでなく、営団地下鉄や都営地下鉄、果ては東武線までタダで乗れました。
その頃、地下鉄線への直通運転用として、西武6000系が登場しました。
黄色い電車が走る中、山手線でしか乗れなかった銀色の電車は、強烈な印象と共に現れました。
今でこそ当たり前になったインバータ制御の音も、その頃の俺にはまた衝撃的なもので。
どうしても乗りたくて仕方がありませんでした。
本当はご法度なのだけれど、もう時効だろうからお話しますと、出先の駅から父ちゃんに当時の勤務先だった小手指の車両管理所に電話してもらって、ダイヤを聞いてもらったことがありました。
携帯番号なんてまだ普及していない時代ですので、公衆電話からです。
それで、あと1時間は出庫しないと聞き、肩を落とした記憶があります。

あれから随分と時間が経ち、俺が当時の父ちゃんぐらいの年齢になってしまいました。
何もしてあげられないけれど、生きているだけで十分でしょ?(笑)