お墓に行ってきた。実はお墓には1度も行った事がなくて、臨終やお通夜や葬式にはもちろん立ち会ったり参列したりしたけど、なんかお墓には行ってなかった。正直これまでなんとなく足が向かなかったという方が言葉としては正しいのかもしれない。なんか松ちゃんが亡くなったのはもう完全に心の中でも理解してるつもりなんやけど、お墓を見てしまうことによって今は別の世界に居るという感覚を持ちたくなかったのかもしれない。うーん🤔、ちゃんと的確な言葉が出で来ないけど、ここにわざわざ来てくれてる皆さんならニュアンスで分かってもらえると信じてます。


墓地の管理事務所に松ちゃんのお墓はどこですか?と聞いたら地図を渡してくれた。来る人が多いから松ちゃんのお墓までの地図が作られたのだろう。やっぱりあなたは人気者ね💫。それだけの事をやってきた証拠ではあるんやけど、とにかく忙しい人だった。お墓まで存在感をアピールしてるなんてもう裏方じゃないやないか!(笑)。地図で松ちゃんのお墓の前に辿り着くと、自分が思っていたよりコンパクトで、シュっとした感じだった。長い時間「松原裕」と言う人に同い年の友人として付き合って来たけど、僕は最後まで松ちゃんの事は理解してなかった様に思う。それはもしかしたら松ちゃんの方も僕のことを理解してなかったかもしれない。なんとなく心のソーシャルディスタンスを保った形で関係を繋いでいってたのかもしれない。なんかお墓の前に来てそんな事を思った。松ちゃんの血のにじむ様な努力を横で見ながら、僕はなんでもっと松原裕に貢献する事が出来なかったのかな?とちょっと後悔した。20代の頃に2人で小料理屋のカウンターで飲んだ時(20代で伊集院静の様な事をしていたな。笑)。

「65歳になったら一緒に同じ老人ホームに入ろう!そこでバンド組んで楽しもうよ。」なんて話してた。こちらは酔っ払って楽しくなっていただけやけど、松ちゃんはそんな話してる時も一瞬顔が真剣になる。「この男と一緒に老人ホームに入る」と言う事を一瞬真剣に考える。笑。色んな顔があるけど根本はそーいう人だったなと思う。バンドマンには優しくて、社員には厳しい。凄い義理堅くて、1度嫌いになったら2度とその人を好きにはならない。今考えたら色んな一面があったんやけど、僕は松ちゃんの上部しか生前は理解してなかったなと思う。時間というのは残酷だな‥。


今日、松ちゃんに、

「おー前ちゃん!久しぶり!もうお盆終わってるやん(笑)。こんな時に来るなんてやっぱり変わってるわ〜♫」


って言われた様な気がした。行けて良かった。これからはちょくちょく行きますよ。


うん。今日は23時からツイキャスやろう(笑)。