今日も僕はクラウドファンディングのリターンでコザ語りオンラインライブをお昼にしてきました。ここ3日連続してマンツーマンですがお客さんが生で観てる状態でのライブに楽しさと心地よい疲れを感じています✨。
昨日夜中に作業をしながらYOUTUBEを観ていたのですが、たまたま2000年くらいの新宿の歌舞伎町のコマ劇前の映像に辿り着きました。そこには沢山の人。勿論今みたいに整然としている感じではなくて、もうゴチャゴチャ。夜中に裸で寝ている人もいれば、酔っ払い、風俗の客引き、ヤクザ、夜中なのに子供までいる始末。 僕も初めて東京という花の都に行ったのが2000年の秋だった。ガガガSPでLD&Kという事務所が決まり、シングルとアルバムのレコーディングをしにメンバー4人で夜行バスに乗って行った。夜行バスが朝についた場所が新宿だった。僕たちは神戸といってもその当時ネットもない時代なので、新宿のイメージといえば「警察24時」しかない。なので降り立った時に volume up財布にあるお札をみんな靴の中に入れてバスを降りた。笑。朝5時半ごろの平日についたのにも関わらず、街は沢山の酔っ払いと浮浪者のような人と今から出勤しようとしてる人たちでごった返していた。神戸の三宮ではなかなか見ない光景に危なさは感じなかったけど「やっぱり東京ってすごいな」と改めて思ったのを覚えている。
レコーディングは新宿御苑のあたりのスタジオでやった。なので早く終わった日なんかは思い切って歌舞伎町に繰り出したりした。コマ劇場前に「殴られ屋」という1000円で時間制限があって殴られることが職業の人がいた。 歌舞伎町の名物の人だった。ちょっと歩けば肩を組まれて、「ニイちゃん、面白い所行かない!?お金いくら持ってる?」
なんて半分恐喝に近いような客引きに絡まれたりした。なんだか異様にガヤガヤした世界を僕は大好きになった。そこから東京に行くたびに暇ができると新宿に足を運ぶようになった。なんか毎日興奮に包まれているような街の雰囲気に、別に僕は何をする訳もないのだけどそこにいるだけで元気が出たのを覚えている。
自分の中の20年なんてすぐ過ぎる。でも昨日たまたまYOUTUBEで観た映像は、僕の東京の原体験だった。混沌しかないようなあの感じ。もう多分どこに行っても味わうことはできないんだろうな‥。今の時代は今の時代の良さがあることは分かっている。でも20年くらい前って街ごとに雰囲気も全然違って、みんなそれぞれ活気があった。渋谷も新宿とは全然違う活気があったし、なんか全てが騒々しかった。それを思い出して昨日は、やっぱ20年前がよかったなあ‥あの時代に戻りたいと感傷にふけっていました。みんな自分が一番元気だった頃に戻ったりしたいという気持ちはあるやろうし、良かった時代の街並みや雰囲気それをひっくるめた自分の状況も全て素敵な思い出として残っていると思う。
それはどの世代でも共通して一緒。
僕にとっては2000年代の初頭が1番の輝いていた時なんだろう。やからそういうことも思ったりするんだろうな✨。
今の時代を悲観してる訳ではないけど、たまには昔に戻りたいって夜だってある。
あの頃新宿にいた人たちはみんなどうしているのだろう‥。
そんな事をふと思った2020年6月22日の夜でした⭕️。
PS、あの頃は良かった!なんていうオッサンに自分もなってきたという事やね✨上等じゃあないの(笑)。