「ベートーヴェン」大千穐楽が遠い昔のよう。

あの日々は夢だったのかしら…🫠ってなりそう。忘れないうちに残したおきたい(かなり個人的な)思い出をかいておかなければ。


ルートヴィヒの耳のお医者さんシュミット先生率いる医師団👂🩺(私は勝手に【白い巨塔】と呼んでいたのですが)

そちらで毎回使っていた『スクープ』という医療器具。ネットで調べたけど出てこなくて、医療関係の方はご存知なのかしら?両端にそれぞれ大小異なるサイズのスプーンのようなものがついており、一見蟹フォークにも似ている🦀


稽古では韓国スタッフの演出担ハリーさんから「ルートヴィヒの耳は小さい方のスプーンで検査するよう、シュミット先生へ渡す時は向きに気をつけてくださいね👨‍💼」と念を押されました。

「そりゃそうだよね、大きい方は耳に入らないもんね🤓」医師たちとそんな話しをしていたのですが、いや待てよ、じゃあこの大きい方はいつ使うの?なんて疑問を持ち始め…。

結果、ルートヴィヒの耳が大っきくなっちゃった時(マギー審司👂🤚)に使うということで片がついた。お察しの通り一度も使われる事はなかったが。



舞台上では緊張感漂う医師団でしたが、普段は穏やかな人たち。

女性はいけやん(池谷祐子ちゃん)と私の2人。これはもはや「ナースのお仕事💉💕」だね。って大きな勘違いを稽古当初からしておりました。用事があれば、いけやんのことを『あさくら〜』と呼び、いけやんは勿論『センパ〜イ』とこたえてくれていた。先輩の茶番に付き合ってくれて有難う、いけやん。



そして、私。看護婦役は何度も演じたことがあるのですが、かねてから憧れていた

👨‍⚕️「メス」

と言われたら。

👩‍⚕️パシッ!と渡す

よくある手術室のあの場面。メスではありませんがスクープで叶いました。



以上、本番とは全く関係のない思い出でした。