今日、3月18日は、真瀬にとってはとても大切な日。


宝塚歌劇団を卒業した、退団記念日です。



ある意味お正月よりも、舞台人真瀬はるかとしてはここが新年という気持ちがあったりします。
初舞台も3月でしたし、真瀬にとっては、3月って新しい自分になる季節なんです。



宝塚を卒業して丸8年経ちました。



8年も経って、男役よりも女性に戻ってからの時間の方が長くなって、かつて自分が宝塚にいただなんて信じられない位遠い記憶のようにも思えます。



いや本当に、真瀬、宝塚いたのかなぁ…笑笑




でも、1つだけ全然遠い記憶ではなく、いつもすぐそばにリアルに感じ、思い出せる感覚があって。



それは、卒業にあたり、皆様から頂いた、本当に本当に沢山の愛情です。




生きてて、こんんんなに愛にまみれる事を許される時間ってあるんだ…って。



あの時心底そう思いました。



今もそう思っています。



こんなにも沢山の方が、真瀬はるかを見つけ、応援して下さり、決めたことに対して愛を持って背中を押してくださるのかと。




紋付袴を着て、真白なお花を持って楽屋口を出ると、本当に沢山の方達が待ってて下さって、これまでの真瀬と次なる真瀬に対して、大きな温かい拍手を送って下さったあの景色。
私にとっては、大階段からの景色よりも忘れられない光景なんですよね。




こうやって、沢山の愛情を受けて、新しい世界に踏み出せた真瀬は本当に幸せ者で



あの時と変わらず想いを寄せて下さる方々
新たに出逢って応援して下さってる方々によって今もまだ私が真瀬はるかで居させてもらえているという奇跡です。



退団から8年、沢山の経験を積んできました。
素晴らしい作品、役、仲間と出会ってきました。
恵まれています。


いつも前向きが取り柄の真瀬ですが、そりゃあ生きてりゃ消えて無くなりたいような想いをする時や、どうしようもないやるせない気持ちになったり、悔しかったり、色んな事あります。
うん、あるよ。



でも、その度に、逃げずに深く向き合っていると、フワッと明るく楽しい気持ちにさせてくれる人が現れたり、解決に向かってサポートしてくれる人が現れたり



いつもいつでも「人」によって自分があって、そのお陰で、明るく前向きな性格の真瀬が存在していられるわけです。




だからこそ、エネルギッシュな舞台でお返しをしたいです!!




その為にも、2020年、新たなチャレンジしようと思って色々頑張ってやっている事があります。ふふふ




チャレンジがどうなるのかは分かりません。




でも、これからも真瀬の歩く道を「そういえばどうしてる?」位の感じで、面白がって時々覗きに来てくださったらそれだけで嬉しいです。
そこにプラスして「頑張れ〜」って3秒でも想って下さったら喜びこの上ないです!!



今年、世の中的にもいろんな事起きてて、変わり目の年だなぁって流れを感じますが、個人的にも濃ゆい年になりそうで楽しみです。




そんな中。




このブログを書くのにあたって、文章だけじゃアレだし、何か退団にまつわる写真でも載せるかぁ…なんてふんわりした気持ちで、当時花組のみんなから貰ったメッセージカード集







を久しぶりに開いてみたんですが、





たまたま出した瞬間バンッと開いたページのメッセージに涙が止まらなくなってしまいました。。。。



ある上級生の方からでした。




いまっちへ

良き時代の宝塚の男役の魅力を山もり持っている いまっち

何でも出来るのに 努力を惜しまず 決して現状に満足せず 前へ前へ 上へ上へと向かって進んで行こうとするいまっちの姿勢は

学年とか年齢とかを越え 私は尊敬していました


まわりの人達や時代を見る目をしっかり持っているし…

だからこそしんどい時もあったかもしれない


そんないまっちと
同じ時代 花組に生きる事ができて
私は本当に幸せだと思うのです

そんないまっちの卒業を見送れて
本当に幸せだと思うのです


出逢えて ありがとう


これからの道もいまっちらしく
自信を持って あごを上げて
素敵に歩んでいって下さい








このメッセージに恥ずかしくない生き方をしていたいなと改めて。




特に最後の文章
2020年、チャレンジの年だと思っている真瀬に向かって、時を越えたメッセージにも受け取れて、涙が止まらなくなってしまいました。






これからの道も私らしく
自信を持って あごを上げて
素敵に歩いていく










親しく自分の事なんてお話する機会はない様な、私からしたらとてもとても学年の離れた上級生の方からのメッセージだったのですが





言葉は数多く交わさずとも、
こんなにも温かい眼差しで、いち下級生の事を深い所まで見ていて下さる様な場所





この恵まれた環境で経験を積めていた事に改めて深い感謝が湧き上がります。





そして、ご自身はとても上の立場の方なのに、それでも尚、「年齢を越えて尊敬しています」と年齢関係なく学ぶという姿勢。




私も少しずつ年齢や舞台人生が積み重なってきていますが、そういう姿勢、いくつになってもぜっっっったい失くしたくないですね。




というわけで、
ブログ書くし、写真でも撮っておくかぁ…なんて安易な気持ちでファイル開いてしまって、うっかりお目目が大洪水になってしまった真瀬なのでした。笑






皆様、真瀬は今日も元気です。
これからもしっかり精進して参ります。






あー今すっごく元旦の気持ちだぁ!!!!






本年も、どうぞよろしくお願いします!










幸あれ〜!!












真瀬はるか