たくさん笑えてホロッともするこの素敵な作品
「ロカビリー ☆ジャック」
皆様の熱い拍手に包まれながら、無事に名古屋の地で大千秋楽の幕を閉じました。
カンパニーメンバーもそう。
お客様もそう。
この愛おしい作品を通して出逢えた全ての皆様に心から感謝します。
今回はビジュアルの振り幅多めで、コロコロ人物を変えながら作品の中に飛び込んでいく感じが、とっても楽しかったですね。
稽古場から振り返れば約3ヶ月。
本当に本当に素敵なメンバーでした。
みんなすごく大人だけどやんちゃだし、真面目なんだけどふざけまくった3ヶ月でした。
演出・岸谷五郎さんの稽古場は毎回、始まる前に全員で準備体操やマット運動をします(←いや、マット運動用のマット20年位ぶりに見た気分よ、あたしゃ)
マット運動なんて普段やらないから、歌やダンスのレベル、これまでのキャリア、そんなもの一切関係なく、みんながゴロゴロ床と格闘しながら、皆の前で、はじめのうちに恥かいたり、出来る人はサポートしてあげたり、最初はぎこちなかった動きがどんどん出来るようになったりする姿をお互い見つめながら日々を過ごしていくスタイル。
これが最初すごく大変だったし、とても新鮮だったけど、そのお陰で、本編の稽古でもどんどん恥かいてぶつかって行けばいいじゃん!って気持ちにさせてもらえたし、芝居ではなかなか絡みが少ない人ともコミュニケーションとれたりして、すごく良かったなと思います。
今回の作品は、はみ出す位の個性を持ち寄りつつも、作品のゴールを目指して行く一体感は絶対に失わないようにしていく事が最大のポイントだったと思いますが
まさに、それが実現できていたんじゃないかなと思います。
そして何より、屋良っちさんが真ん中で、いつも全身全霊の背中を見せて下さっていたから、私たちもその次元について行きたいという向上心と、あの背中があるから大丈夫だという安心感の両方でいられたのが大きかったです。
クリエの公演中、休演者が出て公演中止と代役公演となってしまった事もありましたが、それを乗り越える事ができたのも、今書いたような、稽古場から積み上げてきたみんなの団結力と信頼感があったから、私も安心して代役努めさせて頂けました。(↓詳しくはこのブログにて)
このロカビリー☆ジャック、
演ってる方も、観ている方も終始楽しくて、
日本完全オリジナルでこんなに素敵なミュージカルを生み出せた事、そしてそこに関われた事、とても光栄に思います。
演出の岸谷五郎さんと、脚本の森雪之丞さんという、いつも人生の真ん中に愛とHAPPYを忘れずにいる素敵なお2人が、周りのみんなにどんどん魔法をかけて下さったからこそですね。
本当に、忘れられない大切な公演になりました。
「運命を変える為に人生は続いていく」
「運命を変えるなんて簡単な子供だまし」
この歌詞、すごく大切な出会いでした。
そしてビルがジャックに
「スターになるって夢だって、叶えたのはあなた自身なんですよ」
っていう場面もすごく好き。
自分では悪魔のお陰と思ってるけど、本当はそうじゃないんですよね。
そう。
2020年、まだ始まったばかり。
自分の道は自分で作る!
子供だましでいい
悪魔と契約をした位の気持ちになって、全てうまく行くと信じ込んで
運命の流れは自分自身で変えていけばいい。
自分が本気で動けば、きっと周りの環境や状況も変わってくるでしょう。
そんな勇気を沢山もらった作品でした。
2019年、良い締めくくりが出来ました。
2020年、良い年スタートが切れました。
この作品に出逢って下さった皆様も、そうであります様に…!!
おまけの話なんですけどね、
年末クリエの千秋楽近辺の日(だったと思う)、吉野圭吾さんの所に1輪ずつのお花が沢山差し入れあったみたいで、そのお裾分けを2輪頂いたんですが、
なんと!
今日もまだまだ!!
こんなにきれいに咲いてるんです!!!
↓玄関のお花
↓あったかいお部屋に飾ってるお花
ロカビリー☆ジャックが終わるまでは、絶対見守ってるから頑張ってねって言ってくれてるかのような咲きっぷり。
うちに来てから約20日位咲いてる事になる訳で…
ずっと暖かくしている部屋の分もまだ咲いているのは、もはや奇跡だなと。
などあるみたい。
作品と、今の自分の心境とのシンクロがすごいですね。
このお花が咲いているうちは、まだ少しだけロカビリーな気持ちになりますが、
明後日20日は田代万里生さんの記念すべき10周年コンサートの本番!!
しっかり切り替えて、はりきって参りたいと思います!!!
ロカビリー☆ジャック
この愛おしい作品が、皆様の心の中に染み込んで、素敵な思い出のひとつになっていたら嬉しいです。
応援して下さった皆様、本当にありがとうございました!!
今日はイレギュラーですが、この言葉で締めたいと思います。
ではでは皆さまご唱和ください↓笑
まったね〜〜〜〜☆☆☆☆☆☆☆☆☆
真瀬はるか