体重

中1の2学期から五月雨登校、中2から2年間の完全不登校を経て、再び動き始めた息子とその家族の記録です。高校を卒業し、大学受験のために浪人することを決めました。
楽しいことはもちろん、失敗すら一緒に笑い合える家族でありたいと思ってます

息子くん、

お薬を増やしながらでも

少しずつ

食欲が戻ってきました

麺ばかり食べてたのが

米も食べるようになり、

避けてたお肉も少しずつ

食べられるようになってきました

実はね、

彼 ほっとくと 

すぐ痩せちゃうので、

これまで

体力をつけるために

食事はもちろんのこと、

意識してプロテインを摂って

体重を維持してました

 本人、

 アプリで体重管理をしています

それだけ

本人が努力している状態で

4月中旬の体重が51.9kg

今回の服薬開始から

全くご飯を摂れなくなって、、

少し元気になってきて

こないだ

ようやく体重計にのってみたら、

なんと47.4kg

ここ2ヶ月の間に

4.5kg減っちゃってたんです

そりゃ〜体力落ちるわな

息子くん、

「増やすのはあれだけ大変なのに

　減るのは一瞬だわ〜」

と嘆いてました

世の女性が聞いたら

羨ましがるであろう言葉ですが、

彼にとっては

めちゃくちゃ切実です

あとね、

すごく早いわけではないけど、

朝と思える時間に

起きてくるようになりました 

しかも

お薬の影響もあるのか

もっと早い時間に

一度目を覚ましていて

二度寝してこの時間らしい。

あっ、でも

あんなに医師から勧められた

朝歩く、なんて高度なことは

もちろんしてませんよ

それでも ようやく 

ゆる〜くですが

生活リズムが戻ってきた感じがしてます

受診⑦

中1の2学期から五月雨登校、中2から2年間の完全不登校を経て、再び動き始めた息子とその家族の記録です。高校を卒業し、大学受験のために浪人することを決めました。
楽しいことはもちろん、失敗すら一緒に笑い合える家族でありたいと思ってます

前回のお話の続きです

『受診⑥』

医師の診察を

実際に受けてみて

親子でしっくりきた

こちらのクリニックに

通うことを決めました

より吐き気が出にくい

同じ系統のお薬に変更し、

1/4量からスタート

胃腸症状を改善するお薬も

一緒に服用です。

服用3日目に

また吐き気で目が覚めてしまった

ようですが、

YouTubeを見て

気が紛れる程度の症状で済み、

その後は吐き気は治り、

日に日に食欲が戻ってきた

感じです

2度目の診察で

増量するかと思いきや、

その後、

吐き気がないものの

極少量なのに

胃腸が反応してしまったことから

別のタイプの薬を

これまた少量追加して

様子を見ることになりました

これまた然り、

胃腸の反応に苦労してます

吐き気はないけど

胃が張ってしまうらしく

食事が思うように摂れない

まぁ、

最初のお薬と比べれば

俄然マシなので

ここも相談しながらの

薬の調整が必要そうです

息子くんみたいな症状には

とにかく

セロトニンを増やす

ことが大切で、

そのキーになるのが

運動のようです

可能であれば

朝30分ほどの散歩をすること

これでセロトニンは爆上がり

これに勝るものはないくらい

効果的なんだそうです

それが習慣化できたら、

筋トレなどの

激しめの運動を週3回追加すると

なおよろし らしいです。

運動して

セロトニンが安定してると、

多少の人混みは気にならなくなるよ

って、息子くん、

先生から言われてました

それを聞いて

彼がどう動くのか

今までの息子くんを見てると

朝起きて歩くのは

どう考えても

ハードル高いよな〜

まずは

朝と思える時間に

起きてくることから、、

だろうな

受診⑥

中1の2学期から五月雨登校、中2から2年間の完全不登校を経て、再び動き始めた息子とその家族の記録です。高校を卒業し、大学受験のために浪人することを決めました。
楽しいことはもちろん、失敗すら一緒に笑い合える家族でありたいと思ってます

前回のお話の続きです

『受診⑤』

「まさか、、

　今日、予約が取れるの」

その画面を

二度見、三度見しました

となったら、争奪戦

慌てて、息子くんに

その予約を取るよう伝えました。

彼、

さすが お手が早い

無事に

その日の予約をゲットできました

一つのクリニックに

ただ行って帰って来ただけ。

診察すらしてないのに

すでにエナジーゼロの息子くんは

力尽きて ひと眠り

約束の時間が近づき、

寝ぼけ眼の息子くんを

叩き起こして、

そのクリニックに向かいました

方向音痴の母を

先導するように歩く息子くん

 うん、たくましい

無事に到着し、

待合で呼ばれるのを待っていると

受付の電話が鳴りました 

耳に飛び込んできた内容は

「吐き気が強いけど、

　どうしたらいいか」

と言った感じで、

「こちらに来れそうですか

　でしたら、

　先生に診てもらいましょうか。

　気をつけていらしてください」

と受付の方が

対応していたんです。

隣りに座る

息子くんと目が合いました 

「これこれ〜」

と言わんばかりの共感

今までずっと通っていた

クリニックとの対応の違いに

2人で笑顔になってました

診察室に呼ばれ

目の前にいるドクターの第一声は

「お手紙、

　ありがとうございました。

　おかげで、今までの

　経緯がよくわかりました

　今まで大変だったね。

　薬飲んでて

　ずっと気持ち悪いの」

と。

その言葉を聞いただけで、

私は『あ〜動いて良かった』

って心底思いました

息子くんの目を

真っ直ぐに見つめ、

ドクターは質問を始めました

その内容から

実際に息子くんの症状には

この薬の選択はベストであり、

しばらく服用した方がいいと

思われること、

その上で

吐き気を抑えるためのお薬を

併用するか、

薬の系統は変えずに

成分を変えて

より吐き気が出にくいものに

変えていくか、

これで効果が薄ければ

別の系統のお薬も試せること

も伝えてくれました

また、

今出ている

他のしんどい症状についても

お薬を試してみるか

といった提案もしてくれて、

その選択肢の中で

自分がどうしていきたいか

を丁寧に聞き取ってくださり、

次に試すお薬を

決定していきました

今までお薬を服用してから

苦しんできた症状は

やっぱり副作用で、

これを

うまくコントロールしながら

服用継続してる人たちは

たくさんいることを

ドクターは

息子くんに伝えてくれました

「他に気になることある」

と、

こちらの質問がなくなるまで

確認してくれたあと、

最後にひと言、

「この症状は治せるから

　大丈夫だよ」

と、ドクターは

息子くんに声をかけてくれました。

もうね、

こんな

ドクターを求めてた

「これだよね、こういう

　診察がしたかったんだよ〜」

と、息子くんも満足気

最寄りのクリニックに

断られて良かった

諦めずに

ここのクリニックに電話してみて

本当に良かった

この日一日、

体も心も

めちゃくちゃ忙しかったけど、

結果的に

いい出逢いができて良かったです

ここからが

本当の意味でのスタート

このドクターの元で

息子くんの困りごとを

少しでも減らせるよう

やれることを

やっていこうと思います

受診⑤

中1の2学期から五月雨登校、中2から2年間の完全不登校を経て、再び動き始めた息子とその家族の記録です。高校を卒業し、大学受験のために浪人することを決めました。
楽しいことはもちろん、失敗すら一緒に笑い合える家族でありたいと思ってます

前回のお話の続きです

『受診④』

「初診だから

　時間かかっちゃうかな〜」

「オレ、今体力ないから

　そんなにもたないかも」

なんて話してたのに、

まさかの門前払い で

あっという間に

近所のクリニックを

あとにした私たち

あまりに暑い日で

帰宅後、

大人なガリガリ君

ゴールデンパインを2人で食べて

その悲しみを癒しました

 大人なパインが全身に沁み渡る

ホントはね、

この日のために

仕事、お休みしたんです

諸々が手詰まりな感じがして

さすがに悔しくて

家に帰ってから

色んなメンタルクリニックに

電話をして、

初診＆通院中であることを伝え、

予約の仕方を確認していきました

せっかくなので、

以前から目をつけていた

クリニックにも電話

このクリニック、

HPに書かれている

ドクターの理念が熱くて優しくて

調べてみると

口コミもかなり評価が高い

そのためか

予約もずっと満杯で、

早々には

予約を取れないだろうと、

行くことを最初から

諦めていたところでした

そちらのクリニックに

電話で諸々を確認してみると、

初診はネット予約のみ

時々 予約のキャンセルなどで

時間の枠が◯になる時が来るから

その時に予約をしてください

と。

セカンドオピニオンもOK

紹介状がなくてもOK

とのことで 電話を切りました。

息子くんと

今後どんなスケジュールで

進めていこうかと話をしている時に

息子くんが

「あれ

　さっきのクリニック、

　今日の17時から◯になってるよ」

と。

ついさっきまで、

全部✖️だったのに

これは

神が来た

と、思いました

長くなるので、次に続きます

受診④

中1の2学期から五月雨登校、中2から2年間の完全不登校を経て、再び動き始めた息子とその家族の記録です。高校を卒業し、大学受験のために浪人することを決めました。
楽しいことはもちろん、失敗すら一緒に笑い合える家族でありたいと思ってます

前回のお話の続きです

『受診③』

メンタルクリニックは

基本、予約制です

決められた時間の中で

診察をするため、

今現在、

通われてる患者さんが

困らないよう

初診の枠は少なく、

予約が1ヶ月先になることも

 ちなみに、息子くんが通院している

 ところは 3ヶ月先です

なので、

メンタルクリニックを

新たに探すといっても

簡単なことではなく、

実はなかなかハードルが高い

と 思ってました。

この状況、

選り好みしていては

予約がだいぶ先になってしまう

そう思い、

思い当たるところを

片っ端から調べて、

セカンドオピニオン的に

アドバイスを頂けたら

というスタンスで

初診の予約が

なるべく早く取れるところを

急いで取りました。

それが最寄り駅にある

メンタルクリニックです 

息子くん的には

人目につかない方がいいのかな

と思って、

当時は選ばなかった場所

息子くんも

まずはこの状態をどうにかしたいと

家の近くにある

クリニックに行くのを

スムーズに受け入れました

来る日に向け、

2枚にわたる問診票を

プリントアウトして

息子くん、

せっせかせっせか記入していく

診察にあたって

ご希望されることについて

当てはまるものに◯をつけてください

との設問に

現在の状態がどういった状態か知りたい

とにかく状態を改善したい

医師からのアドバイスが欲しい

薬を処方して欲しい

に◯をつけ、

「あっ、上段全部

　マルついちゃったよ〜」

と。

この回答は

彼の必死の叫び

だと感じました。

とにかく

現状をどうにかしたい一択

なんですよね

ホント、どうにかしてあげたい。

私自身も

彼の今までの経緯を書いた手紙を

用意し、

予約日に

最寄りのメンタルクリニックへ

行きました

問診票を見て

受付の方の表情が曇るのが

わかりました

「他の病院にかかられてる方は

　その病院の紹介状が必要です」

と。

いやいや、

HPには『なるべくなら

紹介状をお待ちください』

とは書いてあったけど、、

と心の中で思いつつ、

「セカンドオピニオンとしての

　意見を伺いたいのと、

　今後、こちらに通いたいと

　思っているのですが、

　診て頂けないでしょうか」

と聞いてみる。

「いや、うちは

　セカンドオピニオンを

　やってませんし、

　それに その場合

　自費扱いになるので

　高くなりますよ。

　他の病院で治療歴のある方は

　紹介状がないと、、」

との一点張りで、、

トラブルの種になるような

他院の患者さんは診ない

というのが

こちらの方針で、

ここで私が粘ったところで、

診察してもらうのは

きっと無理なんだろうと

諦めてクリニックをあとにしました

もしかしたら、

この扉の奥に

息子くんのしんどさを

解決してくれる

医師がいるのかもしれない

そんな淡い期待は

びっくりするくらい あっけなく

散っていきました

次に続きます