三つ峠(岩トレ)に行って来た | 回顧録ーMemoirs of the 1980sー

回顧録ーMemoirs of the 1980sー

激動の80年代、荒れる80年代。
ヤンキーが溢れる千葉の片田舎で、少年たちは強く逞しく、されど軽薄・軽妙に生き抜いた。
パンクロックに身を委ね、小さな悪事をライフワークに、世の風潮に背を向けて異彩を放った。
これは、そんな高校時代を綴る回顧録である。

三つ峠(岩トレ) 

  • 2008/04/20
  • メンバー : ふちG・専務・マツイ・トモ・カキエ

三つ峠は今日も雨だったのか…  

久々に三つ峠に向かった。

 

 

それにしてもま~専務もチャレンジャーだね!
小生は今回で三つ峠12回目である、それに加え途中で雨になって転進したことが3回ほど、そして12回の内半分は途中で雨が降ってきたんだよね…。

「あそこは雨降りやすいんだよな~降水確率20%ってことは確実に降るってことだぜ」
 だの
「そーだそーだ!広沢寺に転進しようぜ!」
 だの
「雨でダメだったら交通費は専務もちだな」
 だの
「カツカレー食いたいなー専務ご馳走様」
 だの
「お昼ほうとうだな!小作がいいんじゃねっ」

だの、だの、さんざんグダグダ言い続ける人民たちの声。しか~しっ!

「聞く耳持たぬわ!俺を誰だと思っているのだ!俺の名前を言ってみろ!天下御免の晴れ男!ニシマキヒデキここにあり!ぐわっはっはっは~」

見上げた度胸に見下げた目付きの人民達であった。

とゆーことでトボトボ歩き三つ峠山荘前、やっぱりぱらぱら降ってきやがった。

「それみたことか~バカ専務」
 だの
「この唐変木めが、チッ、死ね」
 だの
「広沢寺は晴れてるんだろ~な~」
 だの
「濡れる前に下りて小作行こうぜ!」
 だの
「どーせ専務運転だしビール呑んでもイイよな」

だの、だの、罵る人民の声にも動じぬ専務、よほどの人格者であるな.

まさに聖人、或いは君子、言い換えれば聖人君子。

「聞く耳持たぬわ!俺を誰だと思っているのだ!俺の名前を言ってみろ!天下御免の晴れ男!ニシマキヒデキここにあり!ぐわっはっはっは~」

とまー結果的には晴れ男パワーのおかげか時折ぱらぱら来るものの本降りにはならず1日楽しく遊べたのであった。

本題です  

ちゅーことでゲレンデに到着したのだが前夜の雨で濡れてるところが多い、狙っていた中央カンテは上部が濡れててダメ、まーダメってこともなかろーが今日は初心者もいるしね、安全第一で毎度お馴染みの右フェース一般ルートからだな。

 

 

ところで初心者とは言っておるが、まだほんの数えるほどしかクライミング経験の無いカキエなどは初心者中の初心者初心者であろう。

しかし天下御免の晴れ男専務はどーなのだ!?

本格的にクライミングを始めてまだ半年ほど、とゆーことは初心者と言ってよかろう。しかし平日インドア週2回、休日はゲレンデへ生活を実践、継続し続けた成果!

昨日ついにイレブンクライマーの仲間入りを果たしたそうである!!
(おめでと)

あ~立派なことよ。
お~素晴らしいことよ。

であるからして本日はその実力を遺憾なく発揮して頂きたく、またその華麗なリードをご披露して頂きたく、リードをお願い申し上げるしだいであります。

っちゅーことで
▼ 専務+カキエ+ふちGの3人登攀開始 ▼
一般ルートを階段を行くが如く登るリードハイマー専務、あっとゆー間にテラス着、しかしだ、支点工作が遅いのだ、いつまでたっても「ビレイよし、登っていいぞ」の合図が無い…

「お~い、専務~、いつになったら登らせてくれんの~!?」

「やはりまだまだ初心者だのう、やはりここはクライミング暦10数年の小生の出番であるなっ!わっはっはっはっは~」

と思ったのもつかの間、年に2回ほどゲレンデで遊ぶ程度しかやってなかったここ数年、ブランクっちゅーやつだ。

2005年の北岳バットレス4尾根を最後にまともな登攀してなかったもんなぁ、それもずっとフォローだったしねぇ。リードして登ったのは更に遡り2003年の八つ峰Cフェース以来だし、そりゃー勘も鈍るわなぁ~。

俺もロープワークもたもたしちゃってね、そこに初心者中の初心者カキエだもんね、遅くなるわけだよなぁ~。

すっかり名ばかりのベテランに成り果てたワタクシ。

ああ、あの頃は良かった!
ラオウやチエ蔵と流れるようなクライミングをしていたあの頃に戻りたい…アーメン。

そーゆーことでノロノロ第一バンドを横切りサンドウィチから名も無きⅢ級ルートと繋げ天狗の踊り場に到着した時には同時にスタートしたマツイ+トモのペアは既に一旦懸垂し権兵衛チムニーをやっつけて戻ってきて更に余裕で休息中であった。

「俺も落ちるところまで落ちたな…」

天狗の踊り場に立つ石碑はまるで名ばかりのベテランに成り果てた俺の墓標のようであった…

ご愁傷様、チーン。

あちこち摘み食いして遊んだ  

その後、大根下ろし、地蔵右、リーダーピッチ、観音ルート、などを楽しみ2:30頃終了。

▼早く登って来ないと唾垂らすぞ~

 


 

▼ひ~死ぬ~ロープ張れ~

 


 

▼正対イレブンクライマー(カッコ悪い)

 


 

▼トップロープの軟弱者

 


 

走る俺たち  

さて下山。
どーゆーわけか5人全員で駆け下りる、誰も歩こうとしない、なんたるバカ集団、結局最後まで走り続けたバカ集団であった。負けず嫌いなんだろね、下りタイム20分(笑)

追記  

  • 地蔵右ルートを専務リード中の会話
    「専務の登りは華がないなー」
     「そーなんですよ、専務は正対系なんですよ」
    「なんだかイグアナが登ってるみたいだな」
     「うるさい!聞こえてるぞ~凸(`⌒´メ)凸 オラオラー!!」
    聖人君子こと専務が切れた瞬間であった(爆)
  • 専務語録
    地蔵右ルートを終え一言
    「もっと難しいルート登りたいな~」
    自信満々イレブンクライマー
    (まー気持ちわかるな、俺も昔はそーだったし)