
ビバ牛丼屋
𠮷野家牛鉄板焼定食
9時半に事務所を出て現場へ向かう途中、
駅前の松屋で「復活 ごろチキ」のポスターを見てしまった。
その瞬間、今日の昼はごろチキ一択だと心に決めた。
もう脳内は“あのゴロッとした鶏”でいっぱい。
八千代台の現場に着き、打ち合わせを早々に済ませて松屋へ戻る。
券売機の前に立ち、いざごろチキを押そうとしたら——どこにも無い。
店員さんに「ごろチキないの?」と聞くと、
怪訝そうな顔で「やってないですよ」。
そこで気づいた。
あ、これ店舗限定復活のやつだな、と…。
念のため西口店も確認したが、やっぱり無い。
完全に“ごろチキ難民”と化した俺は、11時半の八千代台駅前で途方に暮れた。
両国まで戻って食べるのもなんだし、
潔く諦めるか……いや、未練はたっぷりあるけどな(笑)
そんなとき、駅前の吉野家のポスターが目に入った。
キムタクが鉄板焼肉定食を食っている、あの妙に艶とハリのある顔で。
「まあ、今日はこれで勘弁しておこう」
キムタクの何かを注入したかのようなあの肌ツヤに、少しでもあやかろうって寸法よ。
注文の瞬間に訪れた10秒の葛藤
タッチパネルでは迷わず鉄板焼肉定食を選択。
ここまではスムーズ、或いは、刹那的。
問題はその次、ご飯の量だ。
大盛りを押したい。
いや、押すべきだ。
鉄板焼肉定食は白米を呼ぶメニューだ。
しかし俺は今、ゆるダイエット継続中の身。
ここで大盛りを押したら、昨日までの努力が無に帰してしまう。
指先が10秒ほどフリーズした末、泣く泣く“普通”を選択。
ああ、俺の弱さと強さが同居した瞬間だった。
鉄板ジュージュー登場、そして毎度おなじみの“火傷”
店内には俺を含めて4人しかいなかったが、提供まで5分以上かかった。
鉄板系はオペレーションが大変なんだろう。昼ピークには頼むべきじゃないな。
で、出てきた鉄板焼肉定食は、ジュージュー音を立てて登場。
動画を撮りたくなるほどのアツアツっぷり。
一口目を食べたら——
アツアツすぎて口の中を火傷。
はい、いつものお約束。お馬鹿さん。
「プーのお馬鹿さん」的な。
前に食べた鍋系(うどん・ラーメン投入タイプ)はぬるくてガッカリ、
痛恨の極みであったが、
今回は真逆。
本当にアツアツで良かった。
火傷しといて良かったはねーだろ、阿呆か。
生卵をどう扱うべきか
付属の生卵を溶いて、肉をつけて食べる“すき焼き風”も試してみた。
これはこれで旨い。
ただ、俺的には面倒くさいことこの上ない。
しゃらくせぇんだよっ!
すき焼きじゃねえんだから、上品さは不要じゃねぇか。
肉はがつがつ食うもんだぜ。
ということで、
とき卵を全部、肉の上にドバッと投下。
これでアツアツすぎる問題も解消され、快適に食い進められた。
味が濃い、そして旨い、ご飯が足りない(3段スライド方式)
七味で味変しつつ食べ進めると、とにかく味が濃い。
そして旨い。
俺の好み、どストライク。
そりゃあご飯泥棒になるわけで、並盛のご飯はあっという間に消滅。
肉が1/3ほど残ってしまった。
明らかなるごはん泥棒仕様には、
ご飯大盛が最適、おそらく、特盛でも適応可であろう。
ゆるダイエットの試練は続く。
最後までアツアツ、煮詰まり気味でも嫌いじゃない
鉄板は最後まで熱を保ち、終盤はタレが煮詰まってくる。
でも俺はこういう状態も嫌いじゃない。
濃厚さが増して、最後まで美味しくいただいた。
食べ終わってから店員さんに
「お冷、おかわりください」
って言ったよね。
水でリセットしないと、
「大盛りにすればよかった……」
という雑念が消えなかったであろう。
ある小市民の悲しみの昼食の本末








