映画【カンフースタントマン 龍虎武師】 | G16 Holic

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コラムと映画レビューの話

カンフースタントマン 龍虎武師
2021年/中国(アルバトロス・フィルム)/ドキュメンタリー
監督:アンディ・サーキス
主演:サモ・ハン、ユエン・ウーピン、ドニー・イェン 他
2023年01月06日日本公開

かつて香港映画を「アジアのハリウッド」にまで押し上げたスタントマン達。
彼らへのインタビューを繋ぎながら、当時のエピソードや時代の流れを映画は伝えていく。
そして終盤は、いまは香港映画は廃れてしまって先行きが暗い事、そんな中でも若手のスタントマンがいる事を明示する。
インタビューの相手は、サモ・ハン、ユエン・ウーピン、ドニー・イェン、ブルース・リャン、ツイ・ハークなどなど錚々たるメンバー。
すっかり年をとった容姿の彼らが当時を語るからその証言は重いし、寂しさもひとしおだ。
成功する確証は誰も持っていないのに、3階の高さから何も敷いていない地面に落ちる。
そんなめちゃくちゃがまかり通っていた時代。
だからこそ香港アクション映画にパワーがあったわけだが。
「プロジェクトA」で有名な時計台落下シーンのエピソードが凄まじい。
同映画役付きで出演していたマース。
彼は当時、ジャッキーと似た体格だったから、まず最初にマースが落ちたそうだ。
それで死ななかったらジャッキーにやらせるという流れだったらしい(^◇^;)