映画【魔法の天使クリィミーマミ ロング・グッドバイ】 | G16 Holic

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コラムと映画レビューの話


魔法の天使クリィミーマミ ロング・グッドバイ
1985年/松竹富士/アニメ
演出・絵コンテ:望月智充
主演:太田貴子(森沢優役)
1985年8月3日日本公開


1983年7月1日から1984年6月29日まで放送された「魔法の天使クリィミーマミ」。
スタジオぴえろ制作の魔法少女シリーズ第1弾だったが、その後、OVAが4本作られている。
その中で「魔法の天使クリィミーマミ」単体の新作エピソードが収録されているのは、1984年10月28日に発売された「魔法の天使クリィミーマミ 永遠のワンスモア」と、1985年6月15日に発売された本作の2本である。
(あとの2本はミュージッククリップ)
「魔法の天使クリィミーマミ 永遠のワンスモア」は前半が総集編で、後半が新作エピソードになっていた。
本作「魔法の天使クリィミーマミ ロング・グッドバイ」は完全新作で、実質の最終話となっている。
なお、本作は1985年8月3日に劇場公開されている。
同時上映は「魔法のプリンセスミンキーモモ 夢の中の輪舞(ロンド)」。

TV放送の最終回でファイナルコンサートを行い、魔法の力を失った森沢優。
それから2年が経ち、中学生になっていた。
パルテノンプロは綾瀬めぐみを主演に映画の制作を発表。
そして同時にパルテノンプロ社長、立花慎悟との婚約も発表された。
優や俊夫達も映画制作を手伝う事に。
そんな中、ハレー彗星の接近で生じたトラブルで優は昼間だけマミの姿になってしまう体に。
そこを発見されたマミは、映画でめぐみと共演する事になる。

本放送では俊夫と優の関係は幼馴染のままだったと思うけど、いつの間にかラブラブの関係になっていたw
小学生から中学生になっているとはいえ、自然とキスする仲に。(^^;

もともとは女児向けアニメなわけだけど、OVAになってからは対象が大人のキャラファンに変わってるんだろうな。
優が子供から大人に変わっていっているのをテーマにしているようだ。
(母親にブラジャーをねだるシーンなどはその象徴だろう)

「普通の小学生女子がスーパーアイドルに変身する」ってのがもともとのアニメだけど、本作には変身ポーズのシーンも無ければ、マミが歌うシーンも無い。
「もうそんな魔法はいらない、別の魔法を俊夫から貰った」って事なんだけど、テレビアニメ版が好きだった者にとっては寂しさを感じる完結編だった。