旅に出るきっかけは

一月に引っ越しをしたことでした


一夜漬け風水で部屋のアレコレを考えていた時に

北東の部屋がどうしても気になって

玄関には龍さんがいるし

この部屋のこの窓にも何かいてくれると安心だよなぁ

考えた末

マサルさん猿だな!

当初は漠然と日吉大社に行くつもりでいたんだけど

安易ね〜


その頃、職場で飛騨家具の研修会が予定されていて

研修会の後にある試験のために資料をもらって帰っておりまして

それに軽く目を通して、どうせなら飛騨という場所と歴史についてもう少し深掘りしたいなぁとGoogleマップを開いて位置確認を始め

その時についついいつもの癖でチュー

神社を検索してしまい

適当に開いたその場所がやたら気になる…

よくよく見たら

日枝神社…

ん?

日枝神社もマサルさん猿よね?


ん?

ここじゃない?

…私、ここに行くんだわ

日吉大社ではないなぁ

むしろここだなぁ。

その時

飛騨高山にある山王宮日枝神社さんに行くことを決めました

それから

どういう流れだったかなぁ

ゲッターズさんの占い本を見ながら

良い日をピックアップ


流石に春の移動が一番多そうな時期に行くのはないわぁ〜と何度も思ったんですけどね

人混み嫌だし


もう、そこしかなくて

そこしか考えられなくて

もう、考えられないから

宿もチケットも予約しちゃった爆笑

決めちゃえばそれ以上考える必要ないでしょ?笑


研修会から一ヶ月後に

旅に行くことを決めました


いやービックリだね

飛騨の匠を生み出したその土地

ずっと行ってみたい場所ではあったけど

不純だわ

動機がとても不純だわ




高山駅にはたくさんお祭の資料的な作品が並べられていて

何度もその前を往復したけど

通るたびに楽しかった


初日と2日目の朝までは、調子が悪くて

気持ち悪っ悲しいって思いながら歩きましたけど

最後の方は楽しく歩けました


全て良い思い出


とても綺麗な町なんですよ

美意識が高い

というんですかね


一つ一つが丁寧に作られてて

それをずっと維持している

という事実が更に凄いことだなぁと感心させられました


町中の松の剪定ひとつとっても

他所とは違うんです

美しいと楽しいが

どこかしこに広がる魅力的な町です

着いて数時間ですでに虜


高山に着いてすぐにホテルに荷物を預け

日枝神社を目指す

雨が本格的に降り出す前に参拝を終わらせる予定


適当に歩いていたら

天満宮さんを発見

親戚のおじさんみたいな存在の道真さんにご挨拶

牛さんにもご挨拶

ここの牛さんは目力がつおい!

挨拶してたら小雨が降り出してきた


おおっと!雨は18時からだろ?


と雨雲レーダーを確認すると

やはり18時予定


今は雨の時間じゃありませんよー

スケジュール守ってください!!

思わず空にクレームを伝えながら早歩き


飛騨産業のショールームはスルーして

橋を渡ってお目当ての日枝神社へ


わーいわーい


参道入口付近の社にひとまずお参りとご挨拶

ん?いい感じじゃない?

大丈夫な気がする

何が?笑

カメラを取り出して歩き出す


この日まで飛騨地方は最高気温13度くらい

まだまだ寒くて境内のあちこちに雪が残ってました

その翌日からは18度くらいで

今回の旅は登山重ね着スタイル

この格好で正解


うむうむ

とても安心する場所です

すごく好きだなぁとウキウキしながら歩いてたら

いつのまにか雨も止んでいました


手水舍で手を清めていたらどこからともなく鳥さんが飛んできて鳴き始めました

ずっといるから

写真に撮らせてもらいました

慌てたのでうまく撮れなかった

木に同化してる…笑



本殿はこの上でございます

賽銭箱に鏡があるのいいなぁ

思わず顔を映してニッコリ笑う

いつも笑顔を映せる自分で在れますように


いつかあの場所で誓ったことを改めて思い出す

遠くから見てたら単なる怪しい人だけど


立派な木が多くて

さすが飛騨高山です


山の神様こんにちわ

ご挨拶してたら風が吹いてたくさんの小鳥さんが鳴き始めましたよ

とても気持ちよくて優しい場所です

山の神さまはやはりとても安心感がありますね

山の神様は

お父さんみたいな感じが昔からするんです

ここはまさにそんな感じでした

いいなぁ、帰りたくない

ここいいなぁ、また来たい

ふふ

社務所ではお目当ての絵馬を頂きました

御朱印も書いて頂いて

絵馬がほしい旨をうまく伝えられなくて

それをものすごく優しい笑顔で聞き返してくれた神職さんの顔が忘れられない


マサルさん猿に…

似てたかもしれん…


いや、怒られる


いや、それはそれで失礼

どっちにもたぶん失礼


いや、失礼じゃない

失礼と思う方が失礼


そうだ!失礼じゃない!

素敵な笑顔がとても嬉しかったんだ!よー!


この絵馬

持って帰る時

とっても心があったかくなってホカホカで

ホテルの部屋に飾ってみたんですけど

見るたびに嬉しくなって

いつも旅先では眠れない私が

ちゃんと眠れました

ありがたい

嬉しかった


ありがとう

「なんちゃないわ、気にすんな」

イケメンクール吽さん

髭が素敵