もうすぐ高山祭り

来年は是非行ってみたい

毎年、飛騨高山に行くと決めた


またしても天気予報は雨マーク

それでもいつだって私が歩き回る時は

雨が止んでくれるので

それを信じて旅に出た

今回も傘は持っていかないわよ




移動時間が長すぎて暇だから

Googleマップをチェックしながら窓の外を眺める

新幹線は速いので自分の居場所がどんどん進んでいく

あまり来ない方面なので

見てるだけで面白い

乗り物酔いするから気をつけながらやる

次に行く場所のチェックも出来てよかった



出発の前日からとても調子が悪くて

実際にはその数週間前から不調であったけど更に悪化してた

その日の朝も回復してはいなかった


新幹線による長時間の移動

果たして可能だろうか?

ひとまず駅に向かう


乗った瞬間に


あっ、これはダメだ

博多まで行って引き返すしかないかも


とりあえず我慢タイム

音楽を聴きながら目を瞑る


今回は熊本駅から博多で乗り換え

名古屋まで行き特急飛騨号にて高山駅を目指す

7時間の旅


右半身の痺れ、痛み

がキツすぎて不安になる

どうせ家に帰ってもきついし

寝てて治るものでもないから

行きたい場所に行ってやれ

開き直る


まずはあっためよ

首と肩がとても痛い

でも、この原因はきっと腰だわ

荷物の中に入れたホッカイロを取り出して貼る

水筒に入れてきたお白湯を飲んでひとまず音楽の中に浸る


段々と不快感も治ってきて

博多に着く頃には普通に歩けるくらいになった

よしよし

行くよ

行っちゃうよ私


過去を飛び越えちゃう


熊本に来て少し経つ頃

某メーカーさんの工場見学に招待された

それは販売実績がよかった店舗のご褒美みたいなものだった

ご褒美の招待と聞いて

名古屋と言えば

熱田神宮だなぁ

空き時間があるなら帰りに寄りたいなぁ

楽しい妄想をして周りの人にもそんな話をしていた

そんなことを考えたら楽しくなって

私、行ってもいいなぁ


とそんな返事をしていたのだけど

よくよく話を聞くと

自由時間はなくて

ほぼほぼメーカーさんの研修みたいな内容で

前回、参加した人に聞くと

移動時間もバタバタでほとんど休む時間もなかったという


その頃はまだ身体も本調子ではなくて

無理をするとすぐにフラフラして具合が悪くなっていた


…無理じゃん

それ、無理じゃん私には

改めて

自分は行かない旨を伝えたところ

一度、行くといったのに断るのは失礼だよ

と怒られた


具合が悪くなるから…と言ったならば

移動時間に寝てればいい

と言われたんだけど

いや、その移動時間こそ私にとって地獄なんですけど

(そして必ず周りに迷惑をかけるよ)

ともはや言う気にもならず

まあ、いいやと

説明するのを諦めた


そして、またしても

常識知らずの失礼な人

というレッテルを貼られた気がしないでもない。


まあ、その頃は

周りに気を使う余裕はなかったからな


今になって思えば

もっとわかってもらえるような言い方もあったよね

少しばかり自暴自棄になっていて

わかってもらえなくてもいいや

と捻くれていたのです


まあ、そのおかげで今は

捻くれてる人を見かけても

優しくしようと思えます。笑


余裕がない時は誰にでもあるからね


捻くれていた私のその言動は

今までずっと罪悪感として残ってて

普段の自分としてはゆるせない行為でした。はい

自分をゆるすというのはなかなか難しい

他人をゆるすより難しい

昔の自分なら具合が悪くても無理して参加してました

それが正しいかどうかといわれるとまた違うよね

答え方を

説明の仕方を間違えたんですよ


今回、名古屋を経由すると決めた。

だから

あの頃と同じ症状を再発させたのかなぁと思いました


超えていけ

変えていけ

後悔しても

進んでけ


熱田神宮、今度は堂々と訪ねたいんだ


改めまして

自分をゆるしていいですか?

問いかけながら

旅が始まる