カウンセリングゆうび佐藤優美です。
いつもご覧いただきありがとうございます。
本日は当店が提供している講話の
ハラスメント研修についての投稿②です。
ハラスメントはなぜ増加している?
折れやすい社員が増えていることも理由の一つと考えられています。
仕事のことで、ちょっと叱っただけなのに全人格を否定されたかのように受け止めてしまい、立ち直れないほどのショックを受け、中には会社を退職する人もいらっしゃいます。
もちろん叱った側はそこまでダメージを与えようと思ってやったのではなく、仕事上、必要な注意をしただけなのに『なぜそこまで…』と面食らってしまうことでしょう
極端な話になりますが、毎日のように遅刻してくる社員に注意しただけで『パワハラかも』と出社拒否されるケースも存在します。
現代ではハラスメントとなり得るような行為は昔からあらゆる場所に存在していました。
『もっと頑張れ!』と叱責したり、頭を軽くたたいて活を入れたりといった行動は、昔よく見られるシーンでした。
人には、それぞれ生きてきた時代の価値観というものがあります。その時代に大切にしてきたもの…
自分が良かれと思って相手を思いやった言動でも相手からすると感じ方が異なる場合があります。
・真面目だね
・一生懸命だね
・マイペースだね
これらの言葉は誉め言葉として捉えたり、人によっては不快な言葉として捉える方もいます。ハラスメントのテーマで重要となってくるのは人によって感じ方が違うという点です。
相手とのコミュニケーションで絆を深めれば不快なことがあったとしてもすぐに怒りに向かうことはなく、相手を思いやる視点を持つことができます。
例えば、部下に成長してもらいたくて長い時間、強く叱ってしまったとき…
①普段から会話していない関係性だと→『腹が立つから通報してやる!』
②普段から会話している関係性だと→『今日は何かあったかな?大丈夫かな?』
これはとても大切ですが自分に悪気はなく、相手からすると不快な言動だと感じた場合でも、普段から会話している人と会話していない人では相手への感じ方が大きく異なります。
ハラスメントを撲滅し乗り越えていくためには相手とのコミュニケーションを恐れない姿勢が重要です。会話が活性化すれば働きやすい環境が整えられて組織の活性化にも繋がります。
目の前にいる相手は自分と捉え方が異なるということを意識しながら会話を活性化させていくことが今の現代に求められていることです。
一方ではハラスメントを気にし過ぎることへのデメリットもあります。ハラスメント発生を恐れるあまりに、お互いに本音で語ることを避けてしまい関係性が薄れることで、余計にハラスメントが起こりやすい環境になることです。
世代が異なるということは自分が持っていない知恵を持っているということにも捉えられます。自分と違う価値観を知ることは仕事やプライベートで行き詰ったときの突破口になることだってあるんです。
アンテナを張りめぐらせ、周囲を見渡すことも大切です。ハラスメントかも?という現場を見たら注意できる関係性を築き、会社全体でハラスメントの撲滅を目指すことが大切です。
そんなはずじゃなかった…。という悲劇を起こさないためにも一人一人が当事者意識をもって過ごすことで互いに尊重できる働きやすい職場に繋がるのではと思っています。
これからも風通しを良くするコミュニケーション講話を伝え続けていきたいと思います。
〜ハラスメント記事①はこちら〜