群馬わんにゃんネットワークは、公益財団法人どうぶつ基金の「さくらねこ無料不妊手術事業」に参加している沼田市と協働して多頭飼育救済を行っています。

どうぶつ基金が発行する「さくらねこTNR無料不妊手術チケット」を使用し、不妊手術費用、ワクチン、ノミダニ駆除薬については全額どうぶつ基金が負担しています。

 

 

 

手術数7頭

 

福祉関係者からの相談により発覚。
飼い主は高齢の独居男性。
生活保護受給者である上に、身体が不自由なため訪問介護を必要とし、認知症も少し始まっているとのこと

 

避妊去勢する考えは無く、金銭的にも本人が負担できる状況では無い事は歴然としていました。

 

 

すぐに沼田市に相談し、飼い主宅を訪問。
行政が速やかに動いてくださったお陰で、全頭の避妊去勢が出来ました。

 

 

猫は出入り自由で外にも出かけているため、妊娠している雌もみられ、
対応がもう少し遅ければ子猫が生まれて、もっと増えていたことでしょう。

 

 

フードを買うのもやっとの生活で、猫の飲み水も充分には置いてない状況でしたので
外でも水が飲めるようにしました。

フードも団体から定期的に支援をすることにしました。

 

猫は関係ないと何も介入しない福祉関係職員がほとんどの中で、
関わった担当者の方が猫の事も視野に入れて、増え始めた段階で相談してくださったお陰で
膨大な頭数にならずに済みました。

 

多頭飼育崩壊の相談は本人から来ることは殆どなく、
近隣、親族など近しい人からばかりです。
特に春から秋にかけては、猫の出産シーズンが続きますので、あっという間に30匹です。
手に負えない数になる前に、気づいた人は必ず行政や愛護団体などに相談をしてください。
 

 

 

NPO法人群馬わんにゃんネットワーク