栃木市都賀町の学研つが教室指導者で元小学校の教師だった大橋です。

 

夏休みや春休みに、小学校の宿題としてポスターや作文、読書感想文などがでます。

 

低学年に至っては、それを仕上げるまでの指導はほとんどなされていないにも関わらず!!です。

 

それは、学校や学年、クラスごとにコンクールや展覧会に出すノルマがあるからです。

 

私が教員をしていたのは、20年前のことですが、その時とまだその体制は変わっていないんだなぁと思います。

 

ノルマを達成するために、クラスでは本人の希望に関係なく、担当が割り振られることすらあります。

 

確かに、長い休みに作文やポスターなどに取り組むことは、普段できないことをやるという観点では有意義かもしれません。

 

しかし、実際は、親がとっても大変な思いをして仕上げているという事実があったり、これを機に作文や読書感想文、読書までが嫌いになってしまうという子もいるという事実さえあったり。

 

宿題で出すならば、それまでに指導してきたことの深化や集大成としてできることであってほしい、と思います

 

もちろん、そういったことにチャレンジしてみたい、という人はどんどん取り組めばよいので、コンクール自体が悪いわけではなく、指導をしていないのに、ノルマや強制があるのが問題だと思う今日この頃です。