BMI25以上の肥満人口の割合。イギリスのイングランドでは63.8%の大人が肥満だそう。男性では68%、45歳から74歳までは更に高くなるとのこと。



https://commonslibrary.parliament.uk/research-briefings/sn03336/ (英国下院議会図書館)


WHOではBMI25-30をOverweight(過体重)、BMI30以上をObese(肥満)としているそうですが、日本の厚労省はBMI25以上を一括りに肥満と呼んでいるそうです。アジア人は糖尿病になりやすいので、これはこれで理にかなっているのかなと思います。


いわゆるWHOの定義上の肥満(BMI30以上)はイギリスの大人の25%超。


OECD加盟国でBMI30以上の肥満率を比べると日本が一番少ないです。


1年半前にイギリスに帰ったときに、まず2番目のお兄さんがコロナ禍で激太りにびっくり。彼は完全に肥満。


そして1番上のお兄さんは恐らく過体重。


「このままだと彼らのようになる!」と危機感を感じたパートナーは1年半前にダイエットを開始。数ヶ月で面白いように13キロ痩せて、理想体重になりました。



それから大体同じ体重を維持しています。毎朝体重測定するのがルーティンで、増えると2-3日食事などで調整してきました。


今回のイギリス滞在の一番の心配が、体重増!行ってみたらやっぱり危険な要素がいっぱい。


鏡と体重計のない家

今回のイギリス訪問は、1番上のお兄さんのお家に泊まりましたが、なんと体重計は壊れて使えない、そしてどこにも鏡がない!


パートナーが体重増まっしぐらだ!とパニック。結局体重計は買いに行きましたが、鏡は顔だけしか見えない小さい鏡で我慢…


食料品の調達

一番近いスーパーは徒歩10分以内ですが、ある程度の品揃えのあるスーパーだと30分。お兄さんはどこで買い物をしているのかと思えば、ほとんどレストランなどのデリバリーだそう…


スーパーの棚

スーパーに行っても、棚の多くはこの通り、オーブンや電子レンジで温めるだけの超加工食品だらけ。中華、イタリアン、インド料理、中華などカロリーの高い、そして添加物の多いアイルがいくつも続きます。

韓国風も。

懐かしのアメリカのクリスピー・クリームも(スペインにはない)。

スペインだとお惣菜や温めるだけのものは限られてくるので、自炊せざるを得ないのですが、とにかくすごい数のミールがあるので、作らなくても外食より安く食べれるイギリス。

そんなわけでお義兄さんはスーパーでも出来合いのものを買っています。


レストランでのオーダー

レストランでお兄さんは1人でスープ、前菜1-2品、メイン、デザートとフルにオーダー。明らかに量が多いのを分かっていてもとにかくオーダー。だからついついたくさん食べてしまう。


残りをお持ち帰りにしても手を付けることはほとんどなく、直ぐまた別のレストランへ。


魚は嫌いなので一切食べず、肉が中心。野菜は限られたものだけ。


普段の運動量

買い物や食事はデリバリーが主で、仕事で週に1−2回ロンドンに電車で行く程度。あとは在宅勤務だし、バスででかけても面倒になるとすぐタクシーで帰ってくるので、歩く量も限られてきます。


滞在の結果

今回の滞在で、私とパートナーは町中まで往復1時間歩いたり、大型スーパーまで往復100分歩いたり、ロンドンやその他の観光で1日中歩いたり、運動量は普段と同じか多いくらいですが、やっぱりパートナーは3キロ増。


私は1.7キロぐらい増えたものの、新年になってから調整して(みんなが食べているステーキを食べなかったり、パートナーのを少しもらうだけにしたり)滞在前の体重まで戻しました。


パートナーのときもそうでしたが、何かこれではいけないと自分自身が気づくきっかけがないとお義兄さんの食生活や運動量は変わらないだろうな…