「さらばドリームキャスト」
我が家のドリキャスです。
「シェンムー」というゲームの発売日に購入してからずっと、
12年近く稼働していましたが、先日ついに壊れてしまいました。
そこで今日は、ちょっとオタクな話をしましょう。
「ドリームキャスト」…SEGAの家庭用ゲーム機、最後のハード。
1998年末、当時は家庭用ゲーム機はプレイステーションの独壇場であった。
そんな中、SEGAがセガサターンに継ぐ新ハードを発表した。
「秒間300万ポリゴン」!!(なんのこっちゃ。)
「インターネットモデム」!!(世の中はまだISDN回線。)
「ビジュアルメモリー!!」(すぐに電池切れをおこす。)
その名も、、
「ドリームキャスト!!」(長嶋監督がペナントレースの終盤に言いそうな言葉。)
俺は、好きだったなぁ。チャレンジ精神溢れる、変なゲームが多くて(笑)
当時は変なゲームだと思っていても、今となっては主流になっているタイトルも多くて。
非常にマニアックな話になってしまうので、多くは語りませんが、
「シェンムー」は後の「GTA」「龍が如く」だし、
「PSO」は後の「モンスターハンター」だし、
「湯川専務」は後の「クオカードの会長」ですから(!)
そんなドリームキャストも、後のプレイステーション2の前に儚く散ってしまいました。。
家庭用ゲーム機としては、非常に短命な「2年4か月」の歳月で、SEGAはマスターシステムから続くコンシューマ機の歴史に幕を閉じたのです。
ここからが、ちょっとオタクな話。
セガ・サターンからドリームキャストにかけて、セガを代表するゲームで、
「サクラ大戦」というシリーズがあります。(ギャルゲーではありませぬ。あくまでシュミレーションゲームです。)
このサクラ大戦は、セガ・サターンで1と2。ドリームキャストで1~4まで発売されました。
ゲーム機の売り上げに随分と貢献したタイトル(すみません。Gは最近初めてやりました。)なのですが、
「サクラ大戦4」で、1から続くストーリーのひとつの区切りとなりました。
その「サクラ大戦4」が発売されたのが2002年3月21日。ドリームキャストが製造を中止してから、約一年後です。
このゲームのエンディング曲の歌い出し。
「花の命は短くて、夢見る月日は駆け足で過ぎゆく。」
この歌詞。今にして思うと、ドリキャスのことを言っている気がしなくてならないんですよね。
というのも、サクラ大戦の製作総指揮者は、あの入交昭一郎さんなんですよ。
入交昭一郎さん。ドリキャス発売当時のセガの社長さんです。戦のド真ん中にいらっしゃった方です。
そして、歌詞は「ああ残酷なる時間よ、無慈悲なるもの」に続きます。
わずか二年四ヶ月でその幕を閉じたドリームキャスト。ひとつのシリーズを完結したサクラ大戦。セガの入交社長。エンディングテーマ。
「だがわが胸に咲き誇る、君よ花よ。」
信じるか信じないかは、あなた次第です。
…というわけで、我が家にやってきました。
Xbox360(マイクロソフト)!!
いやいや、ずっこけた方ごめんなさい。ちゃんとドリキャスの魂は引き継がれてますよ。だってドリキャスの端に、
ほら。windows CEのロゴ。
はい。こじつけです。
単純に洋ゲー(アメリカのゲーム)がやりたかったんです。
セガの故・大川会長とマイクロソフトとの間であったドリキャス&XBOX互換の話はさて置きまして、
とりあえず確定していることは、秋から廃人になるということでしょう。
話を戻します。
今となって評価されるゴッホのようなゲーム機、ドリームキャスト。
その無駄に先取りしすぎたシステムの数々。
そんなドリキャスに敬意を込めて、最後にセガを代表するゲーム、
「バーチャファイター」の主人公・結城晶の勝利時の台詞を、
ドリームキャストに送らせていただきたいと思います。
オホン。
『10年早いんだよ!!』
色々と10年早かったです。ありがとうございました。