「毎日、部下を怒鳴ってしまいます。自分でも良くないと思いますし、自分自身もイライラして仕事にいい影響があるはずもないのですが、ついつい怒鳴ってしまうんですよね。」
というマネージャーがいた。
他のマネージャーからは、こんなアドバイスが出た。
「部下に期待しすぎ。その社歴だったら、そんなにできないよ。もう少し期待値を下げればどうか。」
私からは、「叱る前」に、叱る基準を公開したらどうかとアドバイスをした。
「私の場合は、誠実ではない時に怒る。失敗をごまかしたり、できないのにできると言ったり、悪い報告を伸ばし伸ばしにしたりといった場合。
「それから、何も考えずに、何の改善も試みずに、同じ失敗を繰り返した時。
「手抜きをしたり、いい加減なことをして、失敗した場合。
「逆に、新しいことにチャレンジして失敗した場合は、賞賛する。
「こんな時には、激怒するからそのつもりで、とあらかじめ怒りのポイントを明らかにしておくと、部下はその地雷を踏まないようにやってくるものですよ。」
1ヶ月後、くだんのマネージャーが嬉々として発表した。
「アドバイスを元に実践してみたら、怒鳴る回数が激減した。今は週に1・2回あるかないかになりました。部下とのコミュニケーションも取れ、信頼関係も築けつつある。」
とのことだった。
行動をして成果を出したマネージャーに心から拍手をした。