水戸にいる。
今日は早起きして、千波湖に散歩に行った。
ここの湖の水鳥たちは、人を恐れない。湖の周りに遊歩道があり、早朝から散歩している人やジョギングしている人がたくさんいるが、人と人の間を平然とヨタヨタと進んできたりする。
まあ悪く言うと、図々しい鳥たちだ。
ヒナを連れた親鳥でさえ、こちらが真横でカメラを向けても平然と草を食べている。
カモ・白鳥・黒鳥などたくさんの種類の鳥がいる。
湖畔に沿って歩いていると、映画『桜田門外の変』のオープンロケセットと記念展示館がある。
昨日の研修の事務局担当のKさんに教えてもらったのだ。
桜田門や彦根藩の井伊の赤門、井伊直弼が襲撃された場所の目の前にある杵築藩邸や広島藩邸などが再現されている。
そして雪に見立てた白い砂利が敷詰められている。
150年前の大雪の日の暗殺事件に想いを馳せる。
安政の大獄で、人を殺しまくった因果だろうか。
幕末に比べると信じられないほど平和な現代から、襲撃をした武士たちの心境を想像しようとしても、霞んでよく見えない。
ただ、命をかけたその決意と緊迫感、口の奥から湧いてくる血なまぐさい唾液などが、感じられた。
見学を終えて、千波湖のほとりを歩いていると、散歩やジョギングをする人、ヒナを連れた黒鳥がグワッ、グワッ鳴いている。
その平和な光景に気が抜けると同時に、何かこの光景が奇跡的なようにも感じられ、まさに文字通り「有難い」ことだと思った。




