近頃、平家物語を読み始めた。


「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。


沙羅双樹の花の色、盛者必衰のことわりをあらわす。


おごれる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。


たけき者もついにはほろびぬ、ひとえに風の前の塵に同じ。」


という有名な書き出しから始まる平家一族の栄枯盛衰の物語である。


司馬遼太郎のエッセイの中で、「平家物語」や「古事記」などは音読するとよく理解できるということが書いてあった。


それで、途中から音読している。


まあ、いつ読み終わるかまるでわからないが、とにかく読み進めよう。


最近ある人から電話をもらって、まさに「諸行無常」と「盛者必衰のことわり」の見本のような話を聞いた。


ひとつの時代が終わり、ふとあたりを見まわすとプレーヤーの顔ぶれが違っている。


新たな潮流に漕ぎ出し、一心不乱に前を見て進んできて、その手ごたえを感じる。


ただ、おごれる人にならないように自戒しよう。