先日のパン屋さんのオープンの際、パートさんが休憩している時や帰った後に、人がいないのでレジを打つことがあった。
その時、あるお客さんと双方の些細な誤解からクレームになった。
レジの前で声を荒げるおっさん。
「申し訳ございません」と頭を下げて謝りながらも、むくむくと好奇心が湧いてくる。
「このおっさんは、なんでこんな偉そうなのか、よっぽど普段認めてもらえてないのか」などとついつい目を見て観察をしてしまう。
謝りながらもじっと目を見て、負けていないものだから、なかなか許してくれない。
武道の試合の礼ように頭を下げながらも相手からも目を離さないような格好になっているからだろう。
おそらく、おっさんは目も合わさず、下を向いてぺこぺこすることを想定しているのだろう。
スーツを着てレジに立っている、一見店員とは思えない男に頭を下げさせて溜飲を下げたかったのだろうか。
「いじめっ子」は「いじめられっ子」を必要とする。おっさんのストーリーに合わないから、いつまでも怒りがおさまらない。
最後は、店長に誤ってもらって事なきを得た。
あれだけネガティブな影響を撒き散らして帰ったおっさんの人生を思うと、いろんなところでトラブルが絶えず、いつもイライラしているように思う。
もう少し健やかにさわやかに生きられたらいいのにね。
私の仕事の場合は、クライアントのことを気に入らなければ付き合わなければいいだけだが、販売・接客はそうも言ってられない。
接客業をされている方には本当に頭が下がる。
最近のモンスター・クレーマーというのも、基本的に自分の満たされない欲求を店員や会社にぶつけているだけである。
家族から疎外されている、会社でも認めてもらえない、自分の思い通りに人生がいかないなど、そういった鬱憤を他のところで晴らそうとしているのだ。
もちろん本人は無意識でやっているのだが。
会社としても、一人のお客さんの我がままを聞いていては、他の普通のお客さんが迷惑を被る。毅然と切る所は切らないといけない。
またおっさんが来てクレームを言うようなら、追い返さないといけない。追い返すコツを店長に教えておかないと。