「講師やファシリテーターの価値は、通り一遍のレクチャーやテキストの内容ではなく、その場に応じた当意即妙の質疑応答やレクチャー、受講生の何かを感じて何かをコメントする、その一瞬(OneSecond)に価値があるのだ。」


ということをアニマル・シンキングの研修に一緒に参加したKさんから聞いた。


なるほど、その通りだと思った。


その「One Second」を積み重ねていくことで、研修やワークショップの成果につながっているのだろう。


今年のある新人研修のアンケートを読んでいても感じたのが、この「One Second」の価値だ。


あまりに研修がスムーズに流れていると、ディスカッション中やワーク中になどに受講生に関わる回数が減ってしまい、「One Second」の価値が少なくなってしまうことだ。


新人とはいえ、敏感にそのあたりを感じていることがわかった。


インスラクションがうまければうまいほど、進め方や内容に関する質問が少なくなり、講師からの関わりが少なくなることには注意が必要だ。


マーケティングの観点から「One Second」を捉えると、研修講師やファシリテーターからは、「私の研修やワークショップは、One Secondに価値がある」とは、あまり言えない


こういった類のものをわかりやすく説明することは非常に難しい。


「One Second」の価値を数値で表すこともできない。事例をあげるにしても、それは非常に主観的・定性的なものであって、証明することはできない。いくら説明しても不完全な帰納法になってしまう。


まあ、それで納得する人もいるけれど・・・。


どうすれば、「One Second」の価値を無理なく伝えられるのだろうか。