大統領選はいわば大統領になるための政策研修期間であるという。


大統領と首相はもちろん違うけれど、民主党と鳩山首相には与党としての研修期間が与えられなかった。



大統領が就任してから最初の100日は議会もメディアも大統領の新政策に注目しても、厳しい批判を控えるという、いわゆる「ハネムーン100日」も民主党と鳩山首相には与えられなかった。



自民党から政権を奪取した民主党に対する批判は、「何十年と続けてきた悪癖や性格を3日で治せと」と言われた生活習慣病の患者のようなもので、最初から無理難題を押しつけられたような感がある。


もう少し長い目で見てあげる必要があったのではないだろうか。



振り返ってみると、昨年の総選挙で民主党が政権を取るという確実性が増していた時期は、みんな「民主党になっても、3年は景気は上向かない」とか、長い目で見る準備をしていたのに・・・。



国民が、たとえば


「そんな悠長なことは言っていられない」


「早急に景気回復してもらわないといけない」


「そのために民主党に投票した」


と文句を言ったとしても、それは自民党の責任=自民党を長年支えてきた国民全体の責任であって、国民にはその自覚が足りない。



鳩山首相が、おぼっちゃんであること、一般市民と常識がかけ離れていること、宇宙人と呼ばれていること(=その理由があるということ)を民主党の人間はいちばん知っていながら、首相に担ぎ出したのは民主党であり、民主党に政権を与えたのは国民であるなら、


鳩山首相=国民である。


国民は、鳩山首相を見て、そこに自分の今の姿を写してみるべきだと思う。



「府知事選に出ることは2万%ない」


と言っていたのに選挙に出た橋下知事を当選させた大阪人も、大きなマニフェストのほとんどが実行不可能で、当選後に何も約束が守れていないのに、支持率が高い橋下知事も、みんな多かれ少なかれ鳩山首相と一緒だ。



鳩山首相がしたことや、鳩山首相が辞めたことに対して「もう日本に期待が、希望が持てない」という人に「日本のこの現状に対して、あなたは一切責任がないのか」と問いたい。


日本が、国中が、みんな同じ病気にかかっているような気持ちになる。