中世のいかがわしい錬金術師は、「錬金術を教える」というふれこみで村にやって来て、村人からお金を巻き上げ、「錬金術ができない」とバレそうになると一夜にして荷物をまとめて村から出て行き、また違う村で同じことをしていたそうだ。


つまり、ニセ錬金術師とは、特効薬・万能薬・金を作り出すと見せかけて、その方法を教えることからお金を取ることを生業としていた。


そしてウソがばれる前に村から村へと移動する。

現代のセミナーやコンサルティングも同じ構造になっていないだろうか。


あるノウハウで成功できると吹聴し、お金を儲ける。使えないノウハウとばれる前に、違う顧客を発掘するか、違うノウハウを提供する・・・。

知り合いのコーチは、「コーチングを教える」ことはできても「コーチングができる」人は案外少ないのかもしれない、と喝破した。


同じように・・・。


「マナーを教える」ことはできても「マナーができる」人は少ないのかもしれない。


「ファシリテーションを教える」ことはできても「ファシリテーションができる」人は少ないのかもしれない。


「マーケティングを教える」ことはできても「マーケティングができる」人は少ないのかもしれない。

コーチやコンサルタント、研修講師は、自らが現代のニセ錬金術師になっていないか、しばし内省したほうがいいかもしれない。