質疑応答は、研修開始後の15分間と同様に講師の力量がもろに出る場面である。
講師の中には、あらかじめ質問が来ないように布石を打っている講師やそもそも質疑応答の時間を取らない講師もいるが、美しくない。
真摯に対応したい。
まずは、質問の内容よりも質問者の意図を捉えることが重要である。
質問者の中には、質問をすることで自己顕示欲を満たしたり、承認してほしいという隠れた意図を持った者もいる。
質問と言いながら意見を言う場合もある。
だいたい、こういった種類の質問者とは講師とラポールが築けていなかったり、研修の中で浮いてしまった受講者だと思ったほうがいい。
だから大いに受け止めてあげること。
「なるほど~、おっしゃるとおりですね!」
「素晴らしい観点の質問ですね!」
ワークやロールプレイの最中に「どういうふうに進めるのですか?」とか「こういう場合はどうするんですか?」といった質問が出てくる場合は、進め方の説明がまずいということだ。
ワークやロールプレイの最終着地や進め方のイメージやができていなかったことを反省するべし。
また純粋にもっと知りたいという質問がある。
さらに突っ込んだ理論背景や起源、どのように適用するのかという方法論に関してや理論と現実のギャップに関しての質問が多い。
まずは、レクチャーの基本要素である「WHY」、「WHAT」、「HOW」がきちんと伝わっているかを確認すること。
(レクチャーの基本要素:http://ameblo.jp/g-solution/entry-10247038619.html) l
特に直感型の講師は、「WHY」や「WHAT」が抜けがちになるので、気をつけること。
理論背景や起源などは、奥にある知識はきちんと調べておくこと。最近は、ググれば何でも検索できるので、その手間を惜しまないこと。
逆に、受講生も簡単に知識を手に入れることができるので、知ったかぶりはすぐにばれる。知らないことは、後で調べて答えることが誠実な姿勢である。
理論と現実のギャップについては、エピソードや事例を交えて説明ができると納得度が格段に上がる。
そして、最後に講師を試すような質問、意地悪な質問も、中にはある。私も受講者として研修に参加するときは、あえて難しいことを聞いてみたりする。
それを乗り越えられるとまた新たなステージが見えてくる。