ある研修会社の経営者曰く、「研修講師はおいそれと育てられるものではない。素質がないとダメでしょう。」
私自身の講師としての成長過程を振り返ってみても、講師を育成した経験からもうなずける。
特に講師としてのあり方やマインドに関しては、こうするべきだと伝えることはできても、それをすぐに理解し、取り入れ、実践できるかどうかはセンスだと思う。
「講師は受講生のために存在する」と教えると誰もが納得するが、教室内での振る舞いを見ていると体現できていない人が多い。
楽天イーグルスの前監督野村克也氏は、その著書で「エースと四番は育てることができない。エースと四番は、生まれながらにしてその才能を持っているのだ。だから才能を持っている者を獲るしかない。」という持論を展開されている。
研修においても「エースと四番素質論」は、当てはまるだろう。
スポット的に講演をするとか、2~3年で消えてしまう講師ではなく、本当にプロとして長期間に渡り仕事を続けるためには、才能が必要だ。(講演者と研修講師は本質が違う)
すべての人が等しく努力すればプロ講師になれるというのは、独善的でおこがましい考え方なのかもしれない。