研修中の休憩は、とても大切なものである。
おおむね1時間~1時間半で10分~15分の休憩が妥当だろう。
中には2時間以上ぶっ通しでしゃべる講師もいるが、受講者にとってはたまらない。トイレにも行きたくなるし、営業職やマネージャーであれば、顧客や部下と連絡を取る必要があるだろうし、なにより集中力を維持するためにはリフレッシュしてもらわないといけない。
以前、こんなことがあった。休憩をついつい忘れてしまうからと後ろで休憩のサインボードを出してほしいという講師がいた。休憩予定時間になって、休憩というサインボードを後ろで高々と上げた。彼は、チラッとボードを見て、その後45分間しゃべり続けた・・・。絶句。
事前に休憩時間をいつ取るかは計画していても、集中力が途切れてきたら、早めに休憩に入ったほうがいいだろう。人間は疲れてくると頻繁に姿勢を変えるので、いすのきしみなどが聞こえ始めるので、そこを見逃さないようにしたい。
休憩時間は、口頭で伝えても聞いていない人がいたり、忘れたりする人が必ずいるので、何時に再開するのかを板書したほうがいい。
プロジェクタに休憩時間のカウントダウン機能やPPTのカウントダウンのツールを利用してスクリーン上で残り時間を知らせるのもいいだろう。
休憩の前後に「お疲れ様でした。/ありがとうございました。」や「よろしくお願いします。」と挨拶をすることで、メリハリを付け、ピリッとした雰囲気を作ることができる。
休憩中はリラックスできる音楽を流したり、茶菓なども必要であれば準備したい。
それから、喫煙ルームなどで受講生とコミュニケーションを取ることも有効である。講義中に聞けなかった質問が出たり、たわいもない雑談から信頼関係を築くことができる。手ごわい受講生とも休憩時にコミュニケーションを取ることで懐柔することができる。
まあ、端的に言えば、休憩中に受講生とコミュニケーションを取ることで、アンケート評価のポイントを確実に上げることができるのでやってみる価値はある。
休憩中に講師がずっと電話しているとか、ずっとメールをしているというのもあまり見ばえのいいものではない。
ほどほどにするか、見えないところでやる配慮がほしい。