研修というのはあくまでも手段であり、何のために研修をするのかという目的が一番大切である。職場で解決したい問題や課題が先にあるはずである。
だから、「とりあえず、標準的なカリキュラムが欲しい。」という要望は困ってしまう。標準的なカリキュラムは、あくまでも「標準」であって、それをそのまま実施することは、何の問題解決にもつながらない。
例えば、「タイム・マネジメント研修」をして効果があるのは、「タイム・マネジメント」の方法論や知識が不足しており、スケジュール管理ができていなかったり、時間の使い方が悪く、業務が滞っている場合に有効だろう。
しかし、業務プロセスそのものに問題があったり、そもそも原因がわからないという場合であれば、「タイム・マネジメント研修」ではなく「問題解決研修」や「業務改善ワークショップ」のほうが有効だろう。
ただ単にクライアントの要望を聞くだけではなく、その背景となる問題や課題を明らかにすることが、研修の打合せでは大切になってくる。