極端に言うと研修開始から15分間でその研修の成否は決定付けられる。ここで受講生の心をつかみ、教室の雰囲気を作り上げることができれば、後は自然に流れていく。


私が講師のトレーニングを受けた先輩講師は、口を酸っぱくして言っていた。


「最初の15分間で、受講生の心をわしづかみにしろ!」


そのために必要な要素を考察していこう。


1.あいさつは大きな声で

  これだけでも印象は全く違う。挨拶だけが元気で後は研修中ずっと小さな声でしゃべっている講師を見たことがあるが、それでも挨拶のおかげである程度のアンケート評価は取れていた。


2.最高の笑顔を練習しておく

 鏡に向かってリハーサルをしていれば、自分の最高の笑顔はおのずとわかると思う。笑顔だけでなく、こういう感じの話をするときはこの表情、こういう質問を投げかけるときはこの表情ということがわかってくるだろう。


3.プリフレームしておく

 NLPのひとつのテクニックでもあるが、研修の目的やねらいを説明し、研修終了後にどういう自分になれるかというイメージや具体的に研修で得られること、メリットなどを具体的に伝えて、モチベーションをあげること。


4.さりげなくすごいと思わせる

 自己紹介をする際には、これまでの実績や業績などを話しながら、この講師の話は信用に値すると思わせること。「いろんな企業で同じような研修をしているが、」とか、「先日ある大手の通信会社で、」など、具体的な話を織り交ぜていくといいだろう。


5.最初の15分間は、すらすらとしゃべれるように

私もアナウンサーではないので、レクチャーの途中で噛んでしまったり、言い間違えたり、どもったりすることは、多々ある。しかし、最初の15分間で話がつまってしまうと台無しである。徹底的にリハーサルをしたい。


6.その他

 マイクを使う場合は、聞こえるかどうか、音量は適切かを確認する。

 司会者がいない場合は、携帯電話をマナーモードにすることや休憩時間の間隔、トイレの場所なども案内する必要があるだろう。