まずは、「人事を尽くして天命を待つ」という心境がある。


知識のインプット、プログラムのデザイン、テキストの作成、リハーサル、担当者との打合せなど、最善の努力をした後では、自分にできることは何もない。


結果は出るだろうと研修に臨むだけである。


それから、そこに座っている受講生たちは、今の自分にぴったりの受講生だと思い込んでいる。


偶然ではなくて、必要だからこそ、このタイミングで、この教室で、このテーマで、この受講生で、そして自分という講師が選ばれたのだという、思い込み。


事実、毎回そこには素敵な受講生との出会いがあり、楽しい成長のプロセスがあり、必要な学びが起こる。


昨日アンカリングの話をしたが、私の場合、教室に一歩入るとスイッチが入る。


最高の自分を思い出すことができ、ひたすら受講生のことを考え行動するモードになる。集中力が研ぎ澄まされ、教室の外の心配事やごたごたが心の中から一切消え去る。


研修が始まってしまえば、一切を委ねられ、責任を取らなければならない立場の講師であるからこそ、これくらいの想いは必要だろう。