最近、参加者の問題をより深く、広範囲まで受け止め、理解し、感じようと努めている。


これまでのやり方からさらにステージアップできるような気分が強くなっている。


ファシリテーターとして、参加者の問題や参加者自身をどう受け止めるかというのは、いくつかのステージがあると思う。


まず、入口は「傾聴」すること。参加者が話すことをとことん聞きつくし、状況や参加者の気持ちを理解することができるかどうか。共感することができるかどうか。


その次のステージは、参加者の状況や気持ちを理解し、共感しつつも、それに巻き込まれないこと。


参加者の問題から程よい距離を保つこと。参加者以上に熱くなってしまったり、参加者と一緒に落ち込んでしまっては、ファシリテーター失格である。


客観的な視点を保つためやファシリテーターに依存させないために、時には微笑みながら突き放すことも必要である。


第3のステージは、場の空気を感じ取り、全体を俯瞰すること。場の雰囲気全体を責任をもって受け止めること。


さらに、第4ステージは、問題を抱えている参加者の目に見えない背景を感じ取ること。


一方的に、参加者の落ち度や責任を問うのではなく、「いったい何が彼にそれを言わしめているのか?なぜ、そんな行動を取ってしまうのか?」という視点から捉えること。


で、今取り組もうとしているのが第5ステージである。参加者の無意識や周りの人間関係、これまでの人生での膨大な経験、感情、行動パターンなどなど、すべてを受け止めてみたらどうなるだろう、ということを試みている。


どんな成果が出るかはわからないが、まだ慣れていないせいもあって、かなり疲れる。