眠られぬ夜に、「百人一首」を紐解くことがある。
高校時代の古文の授業での使っていた副読本「小倉百人一首便覧」を本棚から引っ張り出してくる。(高校時代には、1ページも読んだ記憶がないけれど)
便覧なので、その歌の解説や背景、詠み人の紹介などがコンパクトにまとまっていて、わかりやすい。
和歌を吟じるという高尚な趣味はないけれど、その雰囲気を楽しめるようになったのは年を取ったせいか・・・。
少し前までは、新聞や雑誌、本を読んでいて、短歌や俳句などが出てくると、そこは飛ばしてい読んでいたものだ。
そういえば、先日、京都の嵐山を訪ねた際に、小倉山を眺めてきた。700年以上前に、藤原定家が「百人一首」を撰んだという山荘があったという。
山荘にこもって歌を撰ぶという作業は、私からするとなんとも風流で優雅な時間の使い方に思えるけれど、撰べと依頼された藤原定家にとっては、歌を味わうどころでなく、プレッシャーに押しつぶされそうになっていたのかもしれない。
そんな想像をしながら眠りにつく。