お客様に選ばれる前に条件交渉を始めると敬遠される。
大変お世話になったある製薬会社の役員の方は、よく「損して得取れ」とおっしゃていた。損な条件でも、それを黙って呑んで成果を出していれば、次回は向こうのほうから好条件を提示してくるものだ、と教えられた。
まずはお客様に選ばれる努力をする。
そして、さらに成果を出した後には、交渉する必要がない。仮に条件に不満があって、難色を示すと、交渉をするまでもなく、条件を上げてくれる。
お客様の要望に応えようとお客様に選んでいただこうと真摯に努力し実力をつければ、世の中でいう交渉術とかアサーションなんて必要あるのだろうか。逆にいうと、交渉のテーブルについた時点でもう負けているとも言える。なぜなら多少は譲歩や妥協をせざるを得ない場面が出てくる。
交渉術を磨くよりも、交渉をされないような実力をつけたほうが早いような気がする。