日本人と欧米人を比較する際に、「日本人は農耕民族で、欧米人は狩猟民族だから・・・」という説明がされるときがある。
感覚的には、わかりやすいのだが、実際にはありえない話である。
なぜなら、欧米でも日本でも文明の土台となるのは、農耕であるからだ。人類がそれまでの狩猟採集をやめ、定住し農耕を始め、食料を貯蔵できるようになって、始めて文字を創造する余裕や文字をつかさどる人との分業ができるのである。
毎日食料を求めて山野を走り回っていては、文明は生まれないのである。
日本人が農耕を始めたのは弥生時代以降で、縄文時代には狩猟採集生活をしていた。東北地方は、平安時代になっても狩猟採集生活を続けていた。
我々の祖先は、狩猟民族なのである。