先日、週末いっぱいをかけてドラッカーを久々に読み返してみた。毎日ブログでドラッカーの言葉を取り上げているパートナーがおり、触発されたのだ。


「経営者の条件」や「ポスト資本主義社会」、「未来への決断」、「ネクスト・ソサエティ」などを読み返してみた。


「経営者の条件」や「ポスト資本主義社会」を初めて読んだときから1520年の歳月がたっているが、なおその論旨は新鮮であり、たまらなく魅力的である。


最近流行りのビジネス書がいかに軽薄な代物であるかを教えてくれる。まさに不滅の名著だと思う。


自分の仕事の経験が増えれば増えるほど、以前は見逃していたことに気づいたり、自分が間違っていないことを確認できたり、味わい深くなる。


ドラッカーの論文の特徴は、その研究対象の歴史を必ずひも解くということだ。


その始まりは何であったか、どいう変遷を経たのか、だから今後どう予測できるのか、という一連の流れが見事である。


また、権威ある百科事典の定義や言葉の語源を持ち出すことはよくあるが、ドラッカーの場合は、その定義や語源の変遷まで持ち出してくるのだ。それはすぐれた歴史的な感覚と言えるだろう。


そして、ドラッカーの真骨頂は、その本質をえぐりだすようなシンプルな質問である。


「なぜ必要か?」


「そもそも、何であるか?」


「いかなる役割を果たすか?」


「いかに機能するか?」


などなど、思わずうならされる。


「~しなければならない」、「~ねばならない」といった表現がかなり目立ち、初めて読む人は、面食らうかもしれないが、ぜひ読んでみてほしい。


特に「経営者の条件」は、初めての人には良き入門書となるだろう。