ダニエル・ピンク著『ハイコンセプトの時代』。ずいぶん前に読み終えていたのに、なかなか日記にまとまらなかった。

これからのビジネスには以下の6つの感性(センス)がないと生き残っていけないというのが主な内容。
1.デザイン
2.物語(ストーリー性)
3.全体の調和(シンフォニー)
4.共感
5.遊び心
6.生きがい

それぞれの感性(センス)に対して、その現状の解説となぜ必要なのか、またその具体的対策が書かれている。これまでもそれぞれの要素に関する書物はたくさんあった。

例えば、トム・ピーターズは10年以上も前からビジネスにおける「デザイン」の重要性を訴えているし、「物語性」の重要性は、75年も前にデール・カーネギーがその著書『人を動かす』の中で指摘している。

「全体の調和」や「生きがい」についても15年位前からのニューエイジ的、精神世界的な流れの中で言われ続けていることだし、「共感」については昨今流行のコーチングやメンタリングの中では必ずその重要性が説かれている。

「遊び心」もつい先日のNHKスペシャルで、いかにビジネスの現場に笑いを取り入れるかという特集をやっていた。ユーモアのセンスのある営業マンは成績も良いという調査結果を紹介していたり、吉本興業のOBが笑いをテーマにした研修を企業に提供していたりと、興味深い取り組みが日本でも広まりつつあることを知った。

それにもかかわらず、このダニエル・ピンクの『ハイコンセプトの時代』が斬新かつ示唆に富んでいるのは、それぞれの要素を「21世紀に富を約束する6つの感性」という新たなコンセプトで括り直し、詳細かつ具体的な方法を示したことである。そして、今までビジネスの世界では脚光浴びなかった人たちが活躍し始めるという時代の変化を伝えている。新たなビジネスのヒントがたくさんもらえる良書だ。

興味ある方は新しいビジネスの話をしましょう!