温泉ツウが絶賛する、新潟県十日町の「松之山温泉」
日本三大薬湯って知っていますか?
有馬温泉、草津温泉、松之山温泉。
三大名湯、有馬、草津、下呂は有名だけど、
薬湯ってなに?
「松之山温泉」って一体どこ?って感じですよね。
新潟県十日町にあるちょっと珍しい温泉で、
「せっかくここまで来たら絶対に行った方がいい」と何人かの地元の人が口々にすすめてくれた温泉です。
【松之山温泉】
共同浴場の「鷹の湯」と十数軒の温泉宿が並ぶ小さな温泉街。
有形文化財に指定されているレトロな宿もあってしっとりとした雰囲気。
日本秘湯を守る会会員の「凌雲閣」 次はここに泊まってみたい。
後で知ったところ、ここは越後の上杉謙信の隠し湯という説もあって、有名な温泉ソムリエも絶賛していました。
開湯は700年前と古く、越後国筆頭の温泉で、知る人ぞ知る名湯だったんですね。
温泉好きの私としては素道りできない。
はるばる新潟まで来た機会を逃すわけにはいきません。
滞在中の宿に帰る前に、急遽日帰り温泉に立ち寄ってみることにしました。
松之山温泉「ナステビュウ湯の山」
星峠からもそう遠くない、松之山温泉からもすぐそばにある日帰り温泉施設「ナステビュウ湯の山」。
松之山温泉と同質の源泉を持つ。
【松之山温泉「ナステビュウ湯の山」】
いままで嗅いだことのない臭い。
硫黄臭ともちがう、塩素臭でもない、薬の臭い。
1000万年も地下深くで閉じ込められた海水が熟成したニオイなのだ。
ホウ酸濃度は日本一、思いっきりショッパイ!
こんな温泉は初めて!
とにかく濃厚、なんとも効きそう。
美肌に効果抜群のメタ珪酸も豊富。
素晴らしい泉質だってことは、成分表なんか見なくても肌ではっきり感じることができる。
すごぶる濃~い温泉でした。
源泉は90度以上もある高熱の温泉。
湯口は、ヤケド注意です。
火山のないこの土地に、どうしてこんな素晴らしい温泉があるのか不思議ですよね。
この温泉は1000万年前の化石海水が地下のマグマで温められて一気に噴き出す。
日本では珍しい「ジオプレッシャー型」と呼ばれる温泉ということです。
ここ豪雪地帯に暮らす人々にとっては、まさに宝のような温泉。
極寒の冬、体を芯から温めてくれる、どんなにありがたい温泉だろう。
だけど夏でもやっぱり温泉はいい。
火照ったら水風呂へザブン。
温泉と水風呂の往復を繰り返す、気持ちいいよね。
汗と湿気でベトベト、汚れて傷んだ夏の肌がスベスベになりました。
旅の疲れ、長時間運転のコリもすっかりとれて元気回復。
「薬湯」ってなに?
「薬湯」とは、
漢方などの生薬や薬剤を入れた風呂、または薬効成分を含んだ温泉のこと。
繰り返し入浴することで体の不調を治す効果のあるものをいうらしい。
松之山温泉の溶解成分は「温泉」基準値の約15倍。
つまり1000万年もの長い間に地中の様々な成分が溶け込み、熟成を重ねてきた温泉。
塩分濃度が高く、体を芯から温め、湯冷めもしにくい。
療養泉として高い効果が期待できるので「薬湯」と呼ばれているんですね。
冷え性、肩こり、リュウマチ、持病のある方、体調がすぐれない方にはぜひとも訪れてもらいたい温泉です。
しかも美容効果の方もかなり期待できます。
美肌効果の高い成分も超豊富で、
「メタホウ酸」の殺菌効果でつるつる、
「メタけい酸」の保湿成分でしっとりモチモチに。
【ジープロダクツ】
温泉に入った後も、温泉に入れない時も、
暑い夏でも毎日のスキンケアはしっかりと。
ジーサボンは、アルカリの力で肌の汚れを落とす。
ジースクラブは、塩の力で殺菌し角質を取り除く。
ジーオイルは、植物の薬効成分をたっぷり含み、美肌を育てます。
汗や湿度で汚れて疲れた夏の肌が、
温泉に入ったようなしっとりスベスベ肌に甦りました。
【画像:「ナステビュー湯の山」公式HPより】