「インディアン、ハゲない」
「インディアン、嘘つかない」
昔からよく知られているセリフだけど、ホント?
「ユッカ」は、ネイティブアメリカのインディアンが、伝統的に使ってきた優れた効能をもつ植物です。
老齢の男性でも、長い黒髪を三つ編みに束ねた風貌、彼らの髪が、フサフサの理由は、洗髪に使われてきた、ユッカの成分と合成シャンプーを使わないことではないかと言われています。
【ユッカ:葉も茎も根も実も全てが有効】
ユッカの根に含まれるサポニンは、起泡性と洗浄力に優れているので、石けん材料には最適。
アメリカでは、ユッカ配合のシャンプーやコンディショナーなどをよく見かけます。
植物の中で最も高い洗浄力があり、強い抗菌作用、消臭作用があるので、頭皮や肌を長時間清潔に保つことができます。
この時期、体臭も気になるけれど、頭皮が臭う人も多い。
頭も、汗かくんですよね、気になる人は、浴用、洗髪用に使ってみて。
数年前には、「サイトカニン」という植物ホルモンにより、発毛を促進しているのではないかという研究結果から、日本でも、話題になったことがあります。
大手メーカーの有名な育毛剤などにも、ユッカの成分は使われているんですね。
抜け毛や、髪が薄いといったお悩みがある人には、「ユッカソープ」での洗髪、いいですよ。
でも、ユッカのパワーはそれだけではありません!
天然ステロイドの薬効成分があり、自然界で最強の抗炎症作用をもつといわれています。
頭皮や皮膚のダメージを正常に整え、しかも全く副作用がないという驚異の植物なのです。
アトピー性皮膚炎の方、これからの季節は汗疹など、皮膚の痒みに悩む方にも、ぜひとも、回復に役立てていただきたい、ソープです。
【ジーサボンのユッカソープは、合成成分不使用の100%天然】
日本ではあまり馴染のない「ユッカ」を、
私がはじめて知ったのは、若かりし頃、北米旅行に行ったときのこと。
カリフォルニアからネバダに入り、アリゾナ、ニューメキシコ、コロラド、ユタ、6州にまたがるグランドサークルを一周、1ヵ月ほどかけてドライブしました。
ユッカは、北アメリカ、標高1000から1500mの高地、半砂漠地帯、広域に生息しています。
アンテロープでは、現地のガイドをしてくれた、ナバホ族の女子大生と仲良くなりました。
彼女は、イロコイ族の血をひくアンジェリーナジョリーにも似た精悍な顔つき、しっかりとした黒髪が見事でした。
大学で写真を専攻しているということで、写真のアドバイスの他に、インディアンの歴史、文化や習慣、薬草のこと、いろいろ教えてくれました。
ユッカもそのひとつ。
【どこまでも続く、ユッカが生息する乾燥地帯】
アメリカインディアンのユッカの利用法は、多種多様、本当に多く、アメリカンネイティブの生活の中に根付いています。
石けん、シャンプーの他にも、食品としてもよく食べられています。
根をフライにしたユッカポテトは、ポピュラーで本当に美味しかった!
薬として、痛み止め、止血剤、痒み止め。
葉っぱは、ハーブティーとして頭痛の際に飲む民間薬としても大切な役割をしています。
家畜の飼料にも、成長促進、抗菌作用、消臭作用として使われています。
食肉には安心安全の天然抗生物質なのですね。
このように、ユッカは、多くの薬効や特殊な効能をもつことから、
いろいろな分野で臨床研究がされ、サプリメントとしても一般的に利用されている。
例えば、「ユッカポリフェノール」の中からは、「レスベラトロール」という成分が発見され、美肌効果、および皮膚がんを制御するといいます。
メラニン色素を生成するチロシナーゼの活性を阻害する働きにより、美白効果が得られるため、洗顔料にも最適。
私たちに女性にとっては、とっても嬉しい効果ですね。
【フライドユッカ】
カリフォルニアでは、食べたり、塗ったり、飲んだりと、とっても身近なユッカ。
【映画 シェフ】
映画「シェフ」の中でも、キューバサンドにフライドユッカは、大人気でした。
とっても美味しいので、もし、機会があったら、食べてみてくださいね。
殺菌効果があるので食中毒予防や、腸内ではビフィズス菌が活性増殖するということです。