これぞ名水!?西伊豆・天城深層水「健」
西伊豆に大人気の天然水があると聞いて行ってきました。
天城深層水「健」と名づけられた天然水で、
海辺の町から30分も走る、かなり山奥にあります。
舗装道路ではあるけど片側は崖。
急カーブが続く山道をクネクネと登る。
対向車とすれ違えない細~い道幅。
大木が生い茂って、日中なのに薄暗い。
灯もなんもないし、日が暮れたら真っ暗になって恐そう。。。
途中に小さな集落とわさび畑があったけど、他にはなにもない。
ホントに、こんな山奥に人気の水汲み場があるのか??? 不安になる。
人の気配すらない道、見過ごさないように慎重に運転していると、突然、デカい看板が出現。
取水施設「わさびの駅」という売店がいきなり目に飛び込んできました!
【わさびの駅】
え~!!!
駐車場には10台以上の軽トラックやワゴン車が停まっている。
給水口は全部で11個もあって、なんとなんと全部使用中。
ガソリンスタンドのように、料金100円をいれると1回2分(15リッター)給水できるシステム。
個人用なのか、業者さんなのか、みーんな大容量のポリタンクやペットボトルを大量に台車に積み上げている。
後から知った話だと、タンクローリーで10トン給水も可能らしく、なんとなんと県内外から年間15万人も訪れるんだって。
人気があるとは聞いて来たのたけど、まさかここまでとは!
何もない山奥に、次から次へと訪れる人、驚きの光景。
びっくりです!
人気の理由は、10年以上腐ることのない無菌水
なんでこんなに人気があるの?
静岡県には、美味しいと言われている湧水は、数多くあるのに。
富士山の水だって、ここよりもずっと便利なところで、無料で汲めるのに。
お隣で水を汲んでいたおじさんは、ここがまだ無料だった頃からの常連さんで、
「ここの水でついた餅は全然カビないよ」という話で、お正月にこの水でついたお餅がまだカビが生えていないらしい。
すごいよね。
ここは、わさび栽培用に水を引くために掘った際に、1000Mの地中深くから湧き出てきた天城山系の深層水です。
完全無菌状態、安全性の高さが評価されていて、農薬や生活排水の残留物や放射性物質なども全く不検出。
信頼性の高い水ですね。
10年以上、変質せず腐らないというから、すごいきれいな水なんですね。
水質は、日本では珍しい中硬水。
鉄分、カルシウムなどミネラルを含み、抗酸化作用、活性酸素の抑制、体質改善の効果があるというのも嬉しい。
飲んで良し、つけて良し、美容と健康に効くという天然水で、飲料用としては500ml/¥210の他に、「化粧水」としてスプレーに入って販売もされている。
ただの水、されど水、
きっと水の力を実感しているから、これだけの人が来るということなんでしょうね。
ここの水、ジーサボン製造用に候補のひとつになりました。
ついでに温泉へ、ロンリープラネット掲載の「沢田公園露天風呂」もあるよ
水を汲んだ後は、近くの温泉に入って、夕日を眺めてから帰ります。
山を降りると、駿河湾と島々の絶景が目の前に広がり、西伊豆の名所、トンボロ現象が見られる三四郎島も眺められます。
外国人に人気のガイドブック・ロンリープラネットでも選ばれている「沢田公園露天風呂」がすぐそばにあります。
1位に選ばれている群馬みなかみの「宝川温泉」はホント素晴らしくて有名ですが、ここ「沢田公園露天風呂」の眺望も最高です。
【沢田公園露天風呂】
駐車場に車を停めて、崖を登ったところに湯小屋があります。
混浴ではありませんが、4~5人も入るといっぱいの小さなお風呂で入浴料は600円。
伊豆には絶景が望めるこうしたシンプルな温泉が各所に点在しています。
夏の海で遊んだ後には最適なんですが、この日は別の貸切風呂「清流」へ行きました。
西伊豆は自然のまま、どこからでも絶景ですね。
【「清流」貸切露天風呂】
「河津桜」よりも早咲きの「土肥桜」
例年、桜の便りは東伊豆の「河津桜」から始まりますが、実は、河津桜よりも早く咲くのが、西伊豆の「土肥桜」。
今年は、東京、横浜が思いっきり早く咲いて、今まさに満開ですね。