家庭で使う食用油を、どのように選んでいますか?
前回のブログに引き続き、食用オイルのはなしになりますが、精製オイルの危険性について改めて考えてみました。
オイルは、摂取量や要素が、私たちの健康に大きく影響する食材です。
オイルの違いは、動物性か植物性か、オーガニックや非遺伝子組み換えか、菜種、大豆、紅花、ゴマ、オリーブ、グレープシードか、種類や原料の質だけではありません。
そう、搾油方法、製造過程にこだわることも、すっごく大事。
植物から油をとる方法は、3つ。
1.圧搾法
2.溶剤抽出法、
3.圧搾と溶剤抽出の両方を用いた抽圧法
結論から言うと、
1.の圧搾オイルを選ぶのが一番。
というか、それ以外を選んではダメ。
でも、圧搾であれば大丈夫かというと、そう単純ではなく、圧搾時に、高熱を加えたオイルは絶対に避けたいオイルです。
低温圧搾では、20~30%
高温圧搾では、70%
溶剤抽出では、99%、
原料に含まれる油を搾り採ることができます。
高温抽出でなくても、圧搾する時には、80~100℃程度の摩擦熱が生じます。
その際に、熱に弱い成分は壊されてしまいますので、オイルに栄養価を求める場合は、「低温圧搾」とか「コールドプレス」と、ハッキリ明記されたものを選ぶほうが確かです。
高温圧搾したオイルについては、これはもう、悪魔の油!
200℃を超えると、トランス脂肪酸が多く発生します。
数年前に販売中止となった特保認証の「健康エコナ」という合成油は、トランス脂肪酸を大量に含み、発癌性が問題となりました。
トランス脂肪酸を含んでいる油は、マーガリンや、ショートニングはもちろん、サラダオイル、キャノーラオイルだけではありません。
大豆油、米油、菜種油、ごま油、紅花油、オリーブ油でも、搾油方法によっては危険なオイルかもしれません。
トランス脂肪酸は、心筋梗塞や認知症の原因ともいわれ、アメリカやEUでは、トランス脂肪酸を含む食品の販売を制限または禁止しています。
いまや、癌より恐ろしい、認知症、65歳以上の6人に一人が発症(内閣府発表)していますし、
早いうちから、予防に気を配っておきたい病気ですよね。
【オーガニック認証のある油には、冷圧搾の物が多い】
【冷圧搾された油は、必ず明記されています】
次に、溶剤を使って搾油された油について。
溶剤抽出では、ヘキサンを使います。
ヘキサンとは、ベンジンのこと、しみ抜きや、汚れを落とす際に使う、あのベンジンです。
ガソリンに多く含まれている成分で、強烈な臭いがします。
ヘキサンを使用した食用油は、その毒性と臭いを飛ばすために、何度も高熱処理を繰り返します。
この過程でも、大量のトランス脂肪酸が生成されることになります。
このような溶剤精製した食用油を取り扱う加工業者さんは、
「製造過程で、ほとんどのヘキサンは蒸発するので安全」と言いますが、ヘキサンの危険性はあまりにも有名、安全と言われても、できれば体内には入れたくないもの。
やっぱり避けた方が賢明です。
高温や溶剤を使えば、時間がかからず素早く搾油できるので、たいへん効率的。
低価格で販売している油は、危険です。
油は、私たちの体の土台をつくり、細胞や脳に大きな影響を与える重要なもの。
オイルのもつ独特な癖が嫌いな方、揚げ物などの加熱料理に使うオイルを使い分ける方、さまざまです。
確かに、コールドプレスのオイルは、植物の特有の癖も強く、価格もグンと高いのですが、健康や美容を考えると、安全第一。
体内の機能を高めてくれる、良質なオイルを選ぶことをおすすめします。
【 は最高グレードの原料だけを採用】
ジーサボンは、エキストラバージンオリーブオイルだけを主原料にしたソープ。
ジーオイルは、低圧搾、未精製のホホバオイル等に、エッセンシャルオイルをブレンドしたスキンオイル。
「体内に良くないものは、皮膚にも塗りたくない!」そう思う方たちのために、ジープロダクツは、最高品質の原料だけでつくったスキンケア製品をお届けしています。