これは本当に私的ツブやき

社会福祉協議会貸付けに申請殺到という記事を読みました
「首の皮一枚でつながった。これで何とか事業を続けて行ける」 杉並区の社協で「緊急小口資金」として20万円を借りた自営業の女性。賃貸オフィスで子育てサロンを運営しているが、4月上旬から休業。給付金などは5月以降となり家賃支払いに間に合わなかった。

そんなギリギリで事業と言えるのかどうか甚だ疑問ではありますが、子育てサロンというのは社会にとってものすごく大切な存在だと思います。
また、アルバイトできず退学せざるをえない学生も少なからずいます。

それらの人の数人を助けることは私にもできて、それをやりたいとも思います。
しかしそのような活動をしている団体に寄付するのは私がやりたいことではなく、直接助けたい。
永続的には無理だけと数カ月1年なら全然助けられる。
そこで問題。
どうやってその人たちにアクセスするかということ。
HPなどで募っても来ないだろうし、果たして来たところで困っている状況が真実かどうかを見定めないといけない。
(これは私の器の小ささですが)助けた以上、なにかしらの見返りを期待する。金銭的でなく、たとえば学生だったら研究成果を報告してもらったり、社会に出たらなにかを手伝ってもらうとか。
ちょっと脱線しますが、去年高校の同級生と飯を食べました。そいつは東大物理の院卒で今は民間研究職です。
「東大の研究室に年間100万くらい援助したら喜ぶかな?」
それでAIとかトラサポに役立つなにかを研究とあわせてやってもらえたらと提案し、機会があったら研究室に聞いておいてもらうようお願いしました。
「大きな装置がいらない研究だったら100万だってものすごく助かる」
と言われましたが、どうしたらそことつながれるのかがわかりません。(別にそいつがダメなわけじゃないけすけど、研究室へのお願いはしてもらえてないでしょう。それが普通です。私もダメ元で声掛けしています)

私の器の大きさが解決したとしても、結局助けられる人とつながることができないわけです。
どうしたらつながれるか考えました。
それは平時からそのような人たちとつながっておくことが必要なのでしょう。
子育て支援なりシングルマザーなり超零細事業者なり学生なり、その人たちを支援する小さな活動を継続的にやっておく必要があると思ったのです。
さてそれをどうすればできるのか、そもそも私なんかが平時にその人たちにお金以外でどのような役に立てるのか。
そういう課題があるわけです。
なにかしら動き始めればいいのでしょうが、あまりに接点がなくなにもわかりません。

医療従事者であればボランティアで私自身がわかりやすく役に立つこともできますがそんな能力もありません。
自分などはこのような緊急事態時になにも役に立てないなんてあまりに無力。
少しくらい金を稼いでいたとしても守れるのは家族と、ほんの少しの周りの人。でも周りの人なんて困っていたとしてもお金を恵むわけにもいかず、マスクを上げるくらいしかできません。
他人を助けるというのは本当に難しいことです。
おそらく相手も見返りを返せるほうが助けられやすいのです。なぜなら恵まれることはプライドが許さないからです。
そしてそのようなプライドがない人は助けてもしょうがないという私の考えもきっとあると思います。
そう考えると事業者や学生は私に見返りを返せますが、シングルマザーの人は私に見返りを返すことはできないでしょう。そういう人はやはり行政が助けるしかないのだろうかと考えます。
私がシングルマザーを支援する活動を普段からしていれば話は別でしょう。

そんなことをずっと前からいろいろ考え続けて結局私が役に立てるのは行政書士向けがもっともパフォーマンスを上げられるしなにより自分という実績根拠を持っているという結論で、トラサポなどの活動をしているわけです。
しかしせっかく稼いでいるのであれば税金を通してでなく直接わかりやすく困っている人を助けたいというのも人情としてあります。
とても悩ましいことです。

これを機に、困っているもしくは社会が不安定になったらすぐ困る状況になる瀬戸際にいる人たちと普段から接する活動を探してみようと思います。