TVドラマ『ドラゴン桜』第8話の平手友梨奈を観た | 徒然逍遥 ~電子版~

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こんにちは。行政書士もできる往年の映画ファンgonzalezです。
訪問ありがとうございます。

 

ちょっと更新ができなくてもやもやしているんだが、大好きな阿部寛が主演となれば見逃すべきではない『ドラゴン桜』。いよいよ佳境か?

TVドラマ『ドラゴン桜』第5話を観て涙目になった

 

さて、本ドラマの関心は、やはり平手友梨奈だよ。という人も多いのではなかろうか。

自分は特段この人物に興味が湧かないのであるが、2019年末のNHK紅白歌合戦のパフォーマンス中に過呼吸で倒れた事件は強烈な印象を残したものである。

あるいは、映画『響 -HIBIKI-』(18)でのサイコパスjkの病んでる姿を観て、こっちまで暗くなってしまった件とか。

サイコパス『響 -HIBIKI-』の電撃的脱退


あの頃は前髪が鬱陶しくてどんな顔立ちかも不明瞭だったが、本ドラマ内ではすっきりと額を見せてくれているので、ようやくどんな容貌か理解できた。
 

で、そのご尊顔を拝することができての感想はというと、ちょっと吃驚したのは、彼女が

すんごいファニー・フェイスだったことだ。

一般的な感覚のビューティフル・フェイスやプリティ・フェイスとは断じて言い難い。縦から見ても横から見ても、ド迫力のファニー・フェイスとしか言いようがないではないか。

いや、これは彼女を貶めているわけでは決してない。

自分の中では、大好きなあのオードリー・ヘップバーンもファニー・フェイスにカテゴライズされているのである。正統派美人よりもファニー・フェイスを偏愛すると言い添えておく。

『累-かさね-』で二人のファニーフェイス女優を観た

 

しかも驚くべきことに、想像以上にそら恐ろしい眼力が際立つ女子であった。ホラーであった。とは言い過ぎだが。

しかし、それが劇中でのスポーツパースンとしてのキャラクターに相応しい意志の強さを描出しているのである。顔の輪郭も『響 -HIBIKI-』の頃よりもシャープになり、ぐっと引き締まったのも効果的だ。

 

それにしても、欅坂46時代の“ちょっと病んだ十代女子”的キャラを微塵も感じさせない現在の姿に驚きを隠せない自分がいる。いや、当時の彼女について何も知らないのに等しいので、そこは戦略的イメージと比較しての驚きということになるのだが。

でも、あのエキセントリックな薄ら寒い存在感と本ドラマでの体育会系女子との乖離は甚大。

とは言うものの、選手としてのプレッシャーから万引きを繰り返すエピソードからは、やはり“病んでる十代”の片鱗がちらりと窺える、とみなせるか。

 *いや、これはこれで病みそうなw*

それを意識したか否か不明だが、第8話では過呼吸事件の記憶を呼び起こすショットに大注目。過労のせいでばたりと倒れる平手の姿に、多くの視聴者が既視感を抱いたのではなかろうか。セルフパロディに近いものがあるとも言えそうだ。

 

その第8話は、平手が両親の呪縛から自ら逃れる回であった。

親子の縁を切る覚悟で、父親に面と向かって東大受験を許可してほしいと申し出る。そして自分が大学で学びたいという具体的分野を告げ、是非とも応援してもらいたい、と願い出るのだ。

親の期待=オリンピック出場、に沿う人生よりも自分で選ぶ人生を歩み出す一歩。

恐らくは、これを機にその強靭な精神力で受験勉強も大きくステップアップしていくはずだ。

 

ちなみにだが、このドラマには【親父越えを目指す娘】という通奏低音的エピソードが絡んでいるように思う。

第6話では志田彩良が、第8話では平手が、大学受験に頑強に反対するそれぞれの父親から諒解を得ることができた。志田はDVに怯え、平手は精神的に追い詰められていたところからの解放。二人ともそれぞれの親父に礼を尽くして対峙した。

 *『ゆるキャン△2』でも頑張ってる*

 *貴重な笑顔も見られます*

 

しかし、劇中最大レベルでの【親父越え】に直面しているのが学園理事長の江口のりこ

己の教育信念と理事長職、ひいては学園の存亡を賭けての親子対決。ドラマを起動させたトリガーである。

こっちは女子たちとは異なり、大人の事情が絡んで誠にシビアな“仁義なき骨肉相食む戦い”。和解不能な状況。

どんな着地点を見出すのか。阿部や長澤の命運もそれにかかっていると言ってよい。

刮目して待つべし。

 *見た目ほど悪者ではなかったw*

 

さてさて、本ドラマの平手友梨奈は前作で言えば長澤まさみ的ポジションにいることは明白。ジャニーズKing & Prince髙橋海人とツートップ起用。山下智久、長澤とダブってくるではないか。彼女の人気ぶりが窺える。

もし彼女が今後も女優活動を送る心積もりなら、これが試金石となることは間違いない。本人の意思とは関係なくても、いつまでも“病んでる十代”のイメージを引きずるわけにはいかないだろう。

強烈な磁力を放つかのような特異な個性をどのように活かしていくか。まだ若い彼女には決定権は無いだろうから、しばらくはプロデュースする側の見識力量が試されることになろう。

今後の動向に注目。

本日も最後までお読み下さりありがとうございました。